気軽にワインを！緑と自然光溢れる"フォーシーズンズホテル大阪"の「ジャルダン」

5つ星のラグジュアリーホテル「 フォーシーズンズホテル大阪」、大阪の中心部に位置し、ホテルは緑に囲まれ、ここだけ、時間が止まったような落ち着いた癒しの空間が広がっています。館内にはアート作品が展示され、現代の大阪を表現したクリエイターたちの作品が点在しています。
また、建物自体もアート作品として捉えられており、水の都・大阪にちなみ、船の帆をモチーフにしたシンボリックな外観が特徴です。

ホテルのエントランスから入れますが、側道にも入口があります。

「ジャルダン（Jardin）」はフランス語で「庭園」を意味します。

明るく開放感溢れるフレンチビストロで、朝食からランチ、アフタヌーンティー、ディナーまで、さまざまなシーンで利用できるオールデイダイニングです。

ワインセレクションが充実しており、ワイングラス片手に、ランチのコース料理を楽しんでおられる姿が印象的です。
お昼からソムリエさんも忙しく店内を動き回られています。

ランチ4品コース「Bleu：ブルー」です。前菜が運ばれてきました。
ワインは、ソムリエさんに教えて頂きながら選びました。ブルゴーニュの発泡ロゼ、フレッシュでエレガントな味と香りで、ランチコースにワクワク感が高まります。

・本日のパテ・自家製庭園風ピクルス・ディジョンマスタード・ファリーヌのサワードウトースト

本日のパテは鴨です。鴨肉に加え、豚肉や鶏肉、鶏の肝などを使い、豊かな味わいを引き出しています。ディジョンマスタードはなめらかな舌触りと上品な辛さで心地よい刺激を与えてくれます。

サワードウ（サワー種）トースト、外はカリッと、中はしっとりとした食感のトーストで
濃厚なパテとの相性抜群です。

・スモークカンパチのカルパッチョ
　
スモークされた独特の香り高いカンパチと、リンゴのジュリエンヌ（細長い千切り）が添えられ、ヨーグルトヴィネグレットのソース、野菜はルッコラはじめとしたハーブです。

リンゴのジュリエンヌのシャキシャキ食感と甘酸っぱい風味が、スモークされたカンパチに上手く絡み、間でヨーグルトベースのさっぱりソースが、お互いの味を引き立てています。

外はカリっと香ばしく、内側はもっちりとした食感のバゲット、バターは塩とトリュフの2種あり、2種楽しみました。ふんわりしている自家製バターは、パンに塗りやすく、どちらもパンとの相性が抜群で、続く料理への期待感も高まります。

メインディッシュは３種から選べます。
　　　・ホタテ貝柱のグルノーブル風 ノイリー・プラットソース
　　　・鴨のコンフィ マルサラソース
　　　・関西牛サーロインのステーキフリット 　(追加料金 2,000円 / 税・サ込)

ステーキを選びました。ステーキは美しくミディアムレアに焼かれ、まさに「ビアンロゼ」です。柔らかくジューシーで、自家製ジャルダンステーキソースを絡めて頂きます。お肉の旨味が口に広がります。

関西牛だけで、生産地を書かれていないのは、その日一番美味しい関西のお肉が登場するからです。

フリット（フレンチフライ）は細長くカリカリに揚げられ、ステーキとの相性は抜群です。お代わりできるそうですが、量がたっぷりすぎて、筆者はお代わりは不要でした。

ポットサービスの紅茶は茶葉の香りと風味がしっかりと引き出され、たっぷり入っているので、お代わりしながら、ゆっくりと楽しみます。
紅茶のクッキーはサクサクとした食感と豊かな風味で紅茶との相性は抜群です。

2品目のデザートはヴァシュラン。金箔が入った透明のゼリーを見ているだけでもゴージャスさが伝わってきます。中には紫蘇のシャーベット、シャインマスカットとりんごのコンポートがたっぷりと入り、中もゴージャスです。

下にはフロマージュブランクリームが敷かれています。ほんのり酸味が果物の甘さを引き立てています。

そろそろテラス席も心地よい季節です。天気の良い日には、外の新鮮な空気を吸いながら食事をするのも気持ち良さそうですね。
テーブル上の緑の冊子はメニュー表です。非常にお洒落ですね。

イタリアご出身の総料理長、ホテル経営や調理の学位も取得、ミシュラン星付きレストランやシャングリラホテルなど世界各地の高級ホテルで経験を積まれています。

「最高の食体験は、美味しいだけではなく、心や魂までも豊かにする」そんな思いが充分伝わってきたランチコースです。

かなり充実したボリューミーなメニューです。緑に囲まれ、自然光が優しく差し込み、1日の移ろいも感じられるロケーション、そしてシェフ達の愛情いっぱいの美味しい料理は大満足です。価格は他のラグジュアリーホテルを鑑みると、リーズナブルな価格設定だと感じます。
お味とサービスは間違いなく5つ星ホテルです。どの一品も素材の味が上手く生かされています。

今回ランチにお伺いしましたが、ほぼ満席の店内、女性が圧倒的に多いのが印象的です。
女性が多いお店は一般的にコスパが良く、併せて雰囲気やインテリアにもこだわられている事が多く、ジャルダンは庭園もあり、そんな鋭い視線を持った女性達にも、非常に満足度が高いフレンチビストロだと感じます。

またお昼から気軽にワイン片手に食事ができるのも素敵ですね。まるでパリのシャンゼリゼ通りのビストロでお食事を楽しんでいるような気分にさせて頂けます。

ディナーコースは7,500円～あります。ディナーも価格を抑えられている印象があり、家族の記念日や友人との食事にディナーにお伺いしたいと思います。
素敵なジャルダンです。

皆さまの次の大阪旅の参考になれば嬉しいです。

ホテルの1階ロビーに隣接、ジャルダン入口にあり、季節のペストリーや焼きたてパン、ケーキ、コーヒーなどのテイクアウトができます。
フレンチビストロ・ジャルダンで提供されているパンも、ファリーヌのパンが使われています。

大きなクロワッサンはじめ、クロワッサン生地のパンがベスト3だそうです。それ以外にも沢山の焼きたてパンやキッシュなどが楽しめます。画像は一部です。

この日のショーケースのケーキは3種類、どれも美味しそうで、宿泊外国人ゲストで、ショーケース前は賑わっていました。マドレーヌきな粉はゴマが入り、外はサクッと中はしっとりです。季節ごとに変わるペストリーや特製のパンは訪れる度に新しい味に出会えそうです。

差し入れやご自宅へのお土産にも最適ですね。

他にも、ホテルオリジナルの缶に入った日本茶やマンゴーシトラスティー、ドライフルーツなどが買えます。
近くに行かれたら、のぞいてくださいね。