韓国群山の時間旅行村を歩く 日本式家屋や旧市街の歴史を感じる旅
錦江(クムガン)河口にある群山(クンサン)は、米の積み出し港として、日本統治時代に発展した港町。多くの日本人が移住したことから、日本式の建築物が数多く建てられた。米穀商が建てた日本式の豪邸や、韓国唯一の日本式寺院など、当時の建物の多くが保存され、「群山市時間旅行村」として整備されている。
群山(クンサン)の歩き方
旅のポイント
群山は錦江河口の港町として繁栄した。観光の中心もこの港から南へと延びる時間旅行村がある旧市街だ。
バスターミナル、鉄道駅から市の中心部へ
群山駅は町の東のはずれにあるが、市内バスの10番台が群山駅始発で市外バスターミナル、高速ターミナルを経てネハンサゴリから大学路をまっすぐ進み旧市街へと向かう。10~19番までのバス(合わせて15分に1便程度)がある駅から所要約25分、ターミナルから所要約10分。高速ターミナルと市外バスターミナルは隣り合っており、周囲はモーテル街になっている。
近隣の町への移動
対岸の町、忠清南道長項(チャンハン)とは群山市内バス71番(群山大学→旧市街→バスターミナル→群山駅経由)が1時間おきに出ている。また、群山から扶余(プヨ)への直通の市外バスは9:10と11:45のみだが、市内バス72番で舒川(ソチョン)の市外バスターミナルへ行けば、扶余への市外バスがある。また、益山(イクサン)の市外バスターミナルへ行く便が頻発しているほか、KTXが停まる益山駅行きの市外バスも10~60分に1便程度ある。
アクセス
出発地 | 手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|---|
ソウル龍山駅➡群山駅 | KORAIL | 約3時間30分 | W1万4600 |
全州市外T➡群山市外T | 市外バス | 約1時間 | W6000(一般) |
益山駅➡群山駅 | KORAIL | 20分 | W2600 |
みどころ
古い日本式住居や韓屋を活用した町〈群山時間旅行村(シガンヨヘンマウル)〉
新興洞、月明洞の一帯は「時間旅行村」として古い日本式住居や韓屋を活用した町作りが行われている。
群山近代歴史博物館、旧長崎十八銀行、旧朝鮮博物館、鎮浦海洋テーマ公園は、共通券があり、すべて合わせてW3000で入ることができる。
時間旅行村には、カフェやレストランのほか、小物を売る露店や雑貨のセレクトショップも多く、かわいい小物を探して歩くのも楽しい。
時間旅行村
https://www.gunsan.go.kr/tour/m2219
米の積出港として栄えた群山を象徴する〈群山新興洞日本式家屋(旧広津家邸宅)〉
唯一残る日本式寺院〈東国寺〉
筆者
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