【ハワイ】無料高速機内WiFi：ハワイアン航空

先日、筆者がハワイアン航空で日本に帰国した際に「電子機器はすべて機内モードにしてから、無料高速機内WiFiをお使いください」と機内放送がありました。私は「え、無料高速機内WiFi？　聞き間違い？」と半信半疑ながらも接続しましたら、すぐに高速WiFiにつながりました。

インスタグラム投稿やメールも、まったく問題なくスムーズです。

私が搭乗した時はまだ試験段階だったようですが、先日ハワイアン航空から正式に「今年2月に同サービスを採用した初の米大手航空会社としてエアバス社A321neo型機へのStarlink導入を開始し、この度24機のエアバス社A330型機にもStarlinkの導入を完了しました」という発表がありました。

Starlink導入による無料高速機内WiFi提供というのは画期的なサービスで、航空業界にも大きな波紋を及ぼしています。ハワイと北アメリカを結ぶ大西洋線においては、今までも有料で機内WiFiを提供する会社もありましたが、接続が悪いことがしばしばありました。

ところが、このStarlinkは、低軌道衛星と呼ばれる、高度約550kmを周回する非静止衛星で、多数の衛星を連携させる「衛星コンステレーション」という技術によって世界中の多くの地域で通信を提供しています。地上に設置した専用のアンテナで衛星から発信された電波を受信することでインターネット通信利用を可能にしています。

難しいことはさておき、搭乗した時から、メール通信ができ、動画のストリーミングやゲームにも最適な高速インターネットを利用できるのです。今までは、前日に見たい映画をダウンロードしていたのですが、その必要もなくなります。それに何より、仕事のメール処理ができ、調べ物をしながら記事が書けたりするのです。もう、空飛ぶオフィス状態です。

ホノルルを出発してしばらくすると、ドリンクのサービスが始まりました。白ワインをいただきながら、パソコンでお仕事することにしました。

ドリンクの次は、ランチです。この日のエコノミークラスは、「焼きそば」か「チキン」のチョイスがあったので、チキンにしました。La Tourのチョコチップクッキーが美味しかったです。

ハワイアン航空の正式発表の数日後には、ユナイテッド航空とエールフランスが高速機内WiFiの導入を発表しました。これからは高速機内WiFi完備の飛行機が増えそうです。映画も航空会社からの提供ではなく、自分で持ち込む時代がやってきましたね。