【神戸・三宮】ハープ × 絵本 × 朗読のコラボレーションを体感できるイベント

自然界のリズムは別名「1/f のゆらぎ」とも言われており、聴く人に心地よさを与えてくれる独特のリズムがあります。 意識して1/fで弾こうとしても楽譜の譜面通りに弾いても、1/fの音を生み出すのは至難の業。そんな譜面だけでは収まりきらない演奏技術を持っているのが、今回ハープを奏でるmayuさんです。mayuさんは、ロックやポップス、クラシックなどジャンルを問わず1/fでアレンジして奏でることができる、世界でも数少ない演奏者のひとり。私自身も以前、生演奏を聴かせていただいたのですが、深くやさしく細胞まで染み込んでくるような音色に心を奪われてしまいました。

演奏する際、一切の主観がなく瞑想状態で演奏するからこそ、出来上がる音楽。この状態で奏でられた旋律は深くやさしい振動となって、聴く人の耳に届きます。「音楽家は光を目指します。愛がベースになった音楽は、演奏の時だけでなく常にPray（祈る）とplay（演奏）が完全にイコールになっています。だから、演奏することは祈りと一緒なんです」とmayuさん。

今回は、そんなハープの音色に絵本の朗読がプラス。絵本を朗読するのは、俳優の田中健さん、女優の杉本彩さん、そして女優の松尾翠さんです。それぞれが絵本に思い入れがあり、田中健さんは娘さんが幼い頃、毎晩絵本の読み聞かせを行なっていたそう。杉本彩さんは、動物愛護などの活動を積極的に行っており、愛情溢れる女性らしさと強さを兼ね備えた絵本の朗読が期待できます。松尾翠さんはご自身が本が好きで、「SENSE OF WONDER」というオンラインの本屋さんを運営されているほど。

暑さも和らぎ芸術の秋が本格的に訪れる季節。今回の神戸を皮切りに東京、そして世界へも目を向けて、イベントを企画していくそうなので、スタートとなるこのイベントにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。