ロックアード・ゴージ

Loch Ard Gorge

難破船の悲劇を今に伝える

12 人の使徒と並んで、ポートキャンベルの景勝地では絶対外せない絶景ポイント。展望地からは下の砂浜に下りられ、小さな入江で水遊びもできる。 ロックアードとはこの沖合で難破した船の名前。1878 年6 月1 日、早朝4:00 過ぎにロンドンからメルボルンに向かっていたオーストラリア最後の移民船ロックアード号が、オトウェイ岬の灯台の明かりを濃い霧で見失ってしまい難破した。54 人の乗員、乗客のなかで生き残ったのは、18 歳の水夫トム・ピアスTom Pearce と、7 人の家族とともに乗り込んでいた17 歳のエバ・カーマイケルEva Carmichael のふたりだけだったという。ロックアード・ゴージ入口には、メモリアルとともにここで亡くなった52 人の墓が造られている。 また、ロックアード・ゴージから続くウオーキングルート沿いにも見どころがいっぱい。大きなアーチ状の島アイランド・アーチウェイThe Island Archway、細長く切り立った奇岩ラゾルバックThe Razorback、断崖絶壁の孤島のためキツネ、猫などの天敵の心配がなく数万羽のマトンバードが生息するマトンバード島Mutton Bird Island、潮を吹き上げるブロウホールBlowhole、海中洞窟となっているサンダーケーブThunder Cave、断崖絶壁の海岸線が見渡せるブロークンヘッドBroken Head などだ。すべてのポイントを回るなら2 時間はみておいたほうがいい。

写真

  • ロックアード号の難破で亡くなった人たちの墓

    ロックアード号の難破で亡くなった人たちの墓

  • 迫力あるラゾルバック

    迫力あるラゾルバック

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