
テ・アナウ
Te Anau

テ・アナウ湖Lake Te Anauは面積約342km2と南島で最大、ニュージーランド全土でも北島中央部に位置するタウポ湖LakeTaupoに次いで第2位の大きさを誇る美しい湖。その南端の湖岸にたたずむ静かな町がテ・アナウだ。Te Anauとはマオリ語の“テ・アナ・アウTe Ana-au”に由来し、“雨のように水がほとばしる洞窟”すなわち地底に地下水が流れるテ・アナウ・ツチボタル洞窟TeAnau Glowworm Cavesを指すとされる。また、この湖を見つけたマオリ女性の名前だとする説などもあり、定かではない。
テ・ワヒポウナムの一部として世界遺産にも登録されるフィヨルドランド国立公園へのゲートウエイでもあるテ・アナウ。夏季になるとにぎわいをみせるこの町には、ミルフォード・サウンド、ダウトフル・サウンドなどへのベースタウンとして、また、ミルフォード・トラックやルートバーン・トラック、ケプラー・トラックをはじめとしたトランピングの基地として長期滞在する旅行者も少なくない。宿泊施設や銀行、レストランやスーパーマーケットなど、必要なものはたいていこの町で揃うだろう。そのほかにも、テ・アナウ湖でのクルーズ、ジェットボートやフィッシングなど多彩なアクティビティを楽しむことができる。
また、見どころのひとつに前述のテ・アナウ・ツチボタル洞窟がある。ここでは神秘的に光るツチボタルを観察することができる。
テ・アナウの 歩き方
タウン・センター Town Centre
町自体は小さいので徒歩で十分回ることができる。メインストリートの湖から北東に延びるタウン・センターTown Centreには、各種レストランやアウトドア用品のショップ、スーパーマーケットなどが並んでいる。この通りの湖側の端には観光案内所アイサイトがあり、フィヨルドランド全般の観光情報や宿泊予約などを扱っている。併設するリアル・ニュージーReal NZ社のオフィスでは、テ・アナウ・ツチボタル洞窟やミルフォード・サウンド、ダウトフル・サウンドなどのツアー予約を受け付けており、ツアーの出発場所にもなっている。
レイクフロント・ドライブ Lakefront Dr.
湖沿いに延びる道に、ホテルやモーテルが多く立ち並ぶ。この通りの南端にはDOCフィヨルドランド国立公園ビジターセンターFiordland National ParkVisitor Centreがあり、トランピングに関する情報があるほか、ハットパス(山小屋の利用券)の購入もできる。周辺にあるコースのマップや天候などの最新情報を入手できるので立ち寄り、登山届けを出そう。
ビジターセンター近くの湖畔には、クインティン・マッキノンQuintin Mackinnon(1851〜92年)の像が立っている。1888年10月に彼が拓いたミルフォード・トラックは、テ・アナウ湖からミルフォード・サウンドにいたるルートが起源だ。
写真
基本情報
- アクセス
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クイーンズタウンからミルフォード・サウンド行きのグレートサイツの便が1日1〜2便あり、所要約2時間30分。バスはミロ・ストリートMiro St.沿いに発着する。
クライストチャーチからはインターシティの長距離バスでクイーンズタウンまで行き、グレートサイツに乗り換える。
そのほか、テ・アナウとミルフォード・サウンド、クイーンズタウン、ルートバーン・トラック、ケプラー・トラックなどを結ぶトラックネットTracknetといったローカルシャトルも運行されており、夏季は増便されることが多い。
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