エイベル・タスマン国立公園
Abel Tasman National Park

ゴールデン・ベイとウエストコーストとを結ぶトラック。全長約78.4kmで、カフランギ国立公園Kahurangi National Park内を通る。ブナの森林が主体だが、湿原や海岸など変化に富んだ景色が楽しめる。古くはマオリ族によって、ウエストコーストで採れるヒスイを運ぶルートとして使われていた。
トラック上には山小屋とキャンプサイトがあり、それらを使って4〜6日で歩くのが一般的。コリンウッドからウエストコースト方面へ向かうのがポピュラーで、それによってルート上一番の上りであるブラウン小屋からペリー・サドル小屋PerrySaddle Hutまでの比較的高低差のある区間を最初に踏破し、美しい海岸沿いの平坦な区間を歩いてフィニッシュすることができる。全体的に急な上りは多くなくコース自体は簡単なほうだが、距離が長い縦走路なので装備は十分に。
山小屋やキャンプサイトの利用には予約が必要なので、出発前にハットパスをネルソンのビジターセンターやDOCの公式サイトから申し込み、購入しておくこと。トラックの東端はコリンウッドから約28km、西端はカラメアKarameaから約15kmの位置にあり、それぞれバスやタクシーが利用できる。おすすめはネルソンをベースとするシャトルバス会社トレック・エクスプレス。ネルソンからは東端・西端のどちらへも便があり、東端へはモトゥエカ、タカカ、ワイヌイ、コリンウッドなどからも利用できる。
エイベル・タスマン国立公園の歩き方
マラハウMarahauという小さな村がエイベル・タスマン国立公園におけるベースとなる。また、マラハウから車で南へ約20分の所にあるモトゥエカMotuekaの町は、ショップやレストラン、宿泊施設が揃っていて便利なので、ここを拠点としてもいい。
コースト・トラックを全行程歩くには数日間かかるが、ウオータータクシーを利用すれば、ビーチや景色を楽しんだり、トラックの一部分を歩いたりできる。ウオータータクシーはマラハウから通年運行しており、発着時刻はネルソンやモトゥエカからのバス到着時間とリンクしている。事前に予約しておこう。
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基本情報
- エイベル・タスマン国立公園へのアクセス
- 国立公園のベースとなるマラハウMarahau近くの町モトゥエカMotuekaへは、ネルソンからタカカTakaka行きのゴールデン・ベイ・コーチラインズのバスでアクセスできる。運行は月・水・金曜に1日1便、所要約1時間。夏季は増便される。ほかに、トレック・エクスプレス社など数社がネルソンからマラハウや国立公園北端のワイヌイWainuiへシャトルバスを運行している。
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