サント・マドレーヌ・バジリカ聖堂

Basilique Ste-Madeleine

マドレーヌとは聖書に出てくるマグダラのマリアのこと。娼婦ではあったが、悔悛し、後に聖女としてあがめられるようになった女性だ。12世紀頃この聖堂は、彼女の遺骨が祀られているとされたため、人々が押し寄せて、中世の巡礼路の出発地ともなった。ところが13世紀初頭以降、本物の聖遺骨は南仏にあるという説が有力になり、人気を落としてしまう。宗教改革や大革命の後は、さらに凋落の一途をたどった。19世紀になってようやくその歴史的価値が認められ、ヴィオレ・ル・デュックによって修復され、現在は世界遺産として保存されている。
正面入口から入ると、身廊の手前で大きなタンパン(入口上部にある半円形の部分)に迎えられる。使徒たちに囲まれて、ひときわ大きく描かれたキリストは、慈愛と威厳をもって、聖堂の内部へと誘っているようだ。2色の石が組み合わされた半円形アーチの続く身廊、柱頭に施された彫刻も一つひとつゆっくり見て回りたい。

写真

基本情報

住所
Pl. de la Basilique
開館時間
7:00〜20:00(礼拝中、宗教行事のある時間帯は見学不可)
料金
無料
最終更新 :

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