ワイトモ

Waitomo

ワイトモ地方最大の観光スポットは、年間25万人以上の観光客が訪れるというワイトモ洞窟(別名グロウワーム・ケーブG l o w w o r mCaves)だ。付近にはアラヌイ洞窟Aranui Cave、ルアクリ洞窟Ruakuri Caveもあり、一部の洞窟内では発光性の虫、ツチボタルの神秘的な光を見ることができる。ツチボタルはニュージーランドに生息するたいへん珍しい生物。国内各地で見られるが、ここには大きな洞窟の天井一面を埋め尽くすほどの数がおり、その美しさをひとめ見ようと訪れる人があとを絶たない。 
1887年、マオリの首長タネ・ティノラウTane Tinorauとイギリス人調査員フレッド・メイスFred Maceによって、初めてツチボタルの洞窟の探検が行われた。幾度となく探検を重ねたあと、タネ・ティノラウはこの洞窟を一般公開した。1906年に洞窟の所有権はいったん政府に移ったが、1989年、この洞窟と周りの土地は当初の所有者の子孫たちに返還され、現在でも彼らが管理、運営にたずさわっている。
ワイトモの 歩き方
観光の起点になるのは、観光案内所アイサイト。ワイトモ洞窟ディスカバリー・センター(→P.294)を併設、近郊のアクティビティやアクセス情報、地図などもここで入手できる。周辺には小さな店やカフェがあり、品数は多くないが日用品はここで買うことができる。 ツチボタルが見られるワイトモ洞窟の入口へは、ここから西へ徒歩10分ほど登った所にあり、ツアーバスなら入口まで直行する。 
このエリアには、ほかにアラヌイ洞窟とルアクリ洞窟があり、これらの洞窟内で行われる、ブラック・ウオーター・ラフティング(→P.294)などのアクティビティもエキサイティングだ。洞窟周辺の広大な原生林ではハイキングも楽しめる。

基本情報

ワイトモへのアクセス
オークランドとパーマストン・ノースを結ぶインターシティの長距離バスがワイトモに停車する。週5便ほどの運行で、オークランドから所要約3時間40分、ハミルトンからは約1時間15分。オークランドを9:00頃に出発し、ワイトモへは12:40頃に到着。パーマストン・ノースからオークランドへ向かうバスは夕方16:05頃ワイトモに着くので、少し慌ただしいが日帰りも可能だ。バスは観光案内所アイサイト前に発着し、ワイトモ洞窟までは徒歩約10分。アイサイトからワイトモ洞窟へのシャトルバスも運行されている(要予約)。
日帰りでワイトモ洞窟を観光する場合、グレートサイツの観光バスツアーを利用するのも便利だ。オークランドからは1日1便、ホビット庄とワイトモ観光を組み合わせたツアーを催行。ロトルアからホビット庄とワイトモに停車してオークランドへ向かうプランもある。
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