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中世の街並みを今に残すチェコの首都プラハ。政治、経済、文化の中心地としてはもちろんのこと、赤い屋根で埋め尽くされたおとぎの国のような街に多くの観光客が押し寄せます。世界遺産に登録されているプラハ歴史地区には、プラハ城やカレル橋、旧市庁舎といった観光名所がずらり。今回は、ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港から市内中心部へ行く方法を紹介します。
ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港から市内中心部までは、17~20キロメートルです。自動車を使えば約30分で移動できる距離ですが、残念ながら、ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港と市内中心部を直接つなぐ鉄道やメトロはありません。市内中心部に行くには、市営バスとメトロを乗り継いで移動します。
ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港から市内中心部までは、市営バスとメトロを利用すれば、32czk(約155円)ともっとも安い方法で移動できます。
まずは、市営バスに乗りましょう。バス停は、ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港ターミナル1から出て、すぐ手前のアーケードを右に行くとあります。市営バスとメトロの切符は、バス停にある黄色い券売機で購入できます。
(2019年4月現在、バス停の券売機は修理中です。ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港内の券売機を使って購入してください)
ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港内には、英語で表記された券売機があります。券売機は、コイン(一部券売機でクレジットカードも可)のみ使えます。紙幣は使えませんので、気を付けてください。
切符は、市営バス、メトロ、トラムすべて共通で、時間内であれば乗り放題という仕組みになっています。
切符は、30分間有効(24czk:約116円)、90分間有効(32czk:約155円)、24時間有効(110czk:約532円)、72時間有効(310czk:約1499円)の4種類があります。ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港から市内中心部へ行くには、余裕を持って90分間有効の切符を購入すれば大丈夫でしょう。
バスに乗車するときは、バス停にある黄色い機械に切符を差し込みます。切符にきちんと時刻が印字されていることを確認できたら大丈夫です。90分間有効の切符の場合、有効期限は印字された時刻から90分後となります。
しばしば、私服警官による切符の抜き打ちチェックがあります。刻印することを忘れていたり、切符を持っていなかったら罰金が課せられますので、くれぐれも注意してください。
市営バスは、No.119に乗車します。市営バス(No.119)の終点、ナードラジー・ヴェレスラヴィーン駅まで行きます。市営バスは、23:42まで運行していますので、夜間にヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港に到着しても大丈夫です。
No.119以外にも、No.100、No.191、No.910(夜間バス23:50~3:54)でも市内中心部まで行けますが、No.119はたくさんの旅行者が利用していますので、わかりやすいでしょう。
市営バス(No.119)の終点、ナードラジー・ヴェレスラヴィーン駅(Nadrazi Veleslavin)に到着です。所要時間は約20分です(交通事情、天候等による)。この駅でメトロに乗り換えます。階段を降りて右側のホームで待っていると、市内中心部行き(メトロA線)の電車が約5分間隔でやってきます。
メトロ乗車後は、どの駅でも下車できます。最初の訪問先の最寄り駅で降りましょう。旧市街にも近く、交通の便もよいムーステク駅(Mustek)は、観光にも便利な駅です。
いかがでしたか。ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港から市内中心部まで市営バスとメトロを利用した移動方法を紹介しました。スムーズに移動して、チェコ・プラハの旅をたっぷりと楽しんでください。
※上記記事中の料金などに関する為替レートは、2019年4月現在のものです。