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アメリカと日本の時差 - 現在時刻、サマータイムについて

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2020年3月3日
公開日
2020年3月3日
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アメリカの旅では、国内でも時差に注意©iStock

面積が日本の25倍といわれる、広大なアメリカ合衆国。北米の本土だけでも4つの時間帯があり、アラスカ州とハワイ州を含めると6つの時間帯があります。時差というと日本との時差を考えがちですが、アメリカでは国内でも時差を頭に入れて行動する必要があります。

アメリカのタイムゾーン

アメリカ本土だけでも4つの時間帯©iStock
アメリカ国内時差マップ©ダイヤモンド・ビッグ社/地球堂

アメリカ本土の時間帯は東から下記のようになっています。
●東部標準時Eastern Standard Time(EST)
おもな都市:ニューヨーク、ワシントンDC、アトランタ、マイアミなど
●中部標準時Central Standard Time(CST)
おもな都市:シカゴ、ニューオリンズ、ヒューストン、ダラスなど
●山岳部標準時Mountain Standard Time(MST)
おもな都市:デンバー、ソルトレイク・シティ、フェニックスなど
●太平洋標準時Pacific Standard Time(PSC)
おもな都市:ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ポートランドなど

ハワイ・アリューシャン標準時©iStock

これらに加え、本土外にもふたつの時間帯があります。
●アラスカ標準時Alaska Standard Time(AKST)
おもな都市:アンカレッジ
●ハワイ・アリューシャン標準時Hawaii-Aleutian Standard Time(HAST)
おもな都市:ホノルル

以上のように、6つの時間帯があるアメリカでは、移動の際には特に注意が必要です。飛行機や鉄道の時刻表にはその町の現地時間が表示されています。大陸横断など違う時間帯を移動する際は、時差に気がつかず到着時間や乗り継ぎ時間を間違えやすいので注意したいもの。時間は東へ行くほど早くなり、西へ行くほど遅くなることを覚えておくとよいでしょう。

サマータイムについて

サマータイムは時計の針を1時間進める©iStock

アメリカでは、ほとんどの州で夏時間(Daylight Saving Time)を採用しており、3月第2日曜午前2:00から11月第1日曜午前2:00まで、時間が1時間早くなります。つまり、3月第2日曜の朝は1時間早く起き、11月第2日曜の朝は1時間遅くまで寝ていられるというわけです(!?)。アメリカでは、この切り替えの日に空港や駅の時計ですらサマータイムに変わっていないものを多く見かけますので、移動する人は注意が必要です。

サマータイムは“地域名+Daylight Time”で表します。東から、東部(EDT)、中部(CDT)、山岳部(MDT)、太平洋(PDT)、アラスカ(AKDT)と表記されます。

なお、アメリカではサマータイムを実施していない州もありますので気をつけましょう。山岳部時間帯のアリゾナ州(おもな都市:フェニックス、セドナ)は、夏時間の期間、西に隣接するロサンゼルスのあるカリフォルニア州と同じ時間帯となります。

また夏時間に関しては、アメリカ先住民のナバホ族が住むナバホトライバルパークは、そのパーク内でも夏時間を採用している地域としていない地域がありかなり複雑。モニュメントバレー周辺をドライブする人は注意が必要です。アリゾナ州のほかに、ハワイ州も夏時間を採用していないので気をつけてください。

アメリカと日本の時差

ロサンゼルスとニューヨークは時間帯が異なる©iStock
日本との時差©ダイヤモンド・ビッグ社/地球堂

アメリカと日本との時差は、どの町に滞在しているかによって下記のように異なります。
・東部標準時/日本の-14時間
・中部標準時/日本の-15時間
・山岳部標準時/日本の-16時間
・太平洋標準時/日本の-17時間
・アラスカ標準時/日本の-18時間
・ハワイ・アリューシャン標準時/日本の-19時間

例えば、日本の正午がニューヨーク(東部標準時)の前日午後10時となります。サマータイムの期間はそれぞれの時間帯で1時間早くなり、同じニューヨークでも日本の正午は前日の午後11時となります。

このように、アメリカと日本では半日以上の時差があるので、時差ボケに悩まされることも。事前に時差ボケ対策を心がけておくのがおすすめです。

≫≫≫ ハワイと日本の時差と、時差ボケの解消法

アメリカの現在時刻

電話するときは現地時間を考えて©iStock

アメリカの時刻は、日本の時刻から最初に時計を1周させ(巻き戻し)、東から-2時間、-3時間……と考えるとわかりやすいです。例えば、日本の深夜がアメリカの昼間となるので、電話をかけるときなどは時間帯に気をつけて。

■アメリカの現地時間・時差
・URL: https://www.arukikata.co.jp/country/US/info/localtime.html

時差に留意して快適なアメリカの旅を©iStock

アメリカと日本は半日以上の時差があり、現地で時差ボケに悩まされる人も多いです。時差で最も重要なのは、アメリカ大陸を大きく移動する際の国内の時差、サマータイムの始まりと終わりの日。これらに注意をすれば、ありがちな失敗を避けて快適なアメリカの旅ができるでしょう。

TEXT:地球堂
PHOTO:地球堂、iStock

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