現地特派員が食べ歩きにより厳選した、ニューヨークの人気ベーカリー5選!
2024.4.17
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世界各国の美食が集まるといわれる、ニューヨーク。数々の有名レストランがありますが、外食が高くつくニューヨークでは、何の気なしにレストランに入りメニューを見て値段にびっくり!ということもしばしば。そんなニューヨークでもお得に利用できるのが「ハッピーアワー」。ランチとディナーの間の時間帯に、ビールやワインなどのアルコール、軽食を割安に提供してくれるためニューヨーカーにも人気です。今回は、Googleレビューで評価の高いハッピーアワーの有名店を取材。メニューやおすすめポイントを紹介します。
目次
1864年創業の「ピーツ・タバーン」は、ニューヨーク市で最も古いバー&レストランのひとつといわれています。1903〜1907年までこの店の近所に住んでいた作家 O.ヘンリーが、店内で『賢者の贈り物』を書いたことでも有名です。
1920〜1933年の禁酒法時代には、花屋を装って営業していました。常連客はサイドドアから合図してパスワードを伝え、ダミーの冷蔵庫ドアを通って入店。彼らにとってお酒を飲むだけでなく、人と語り合い、社交をし、必要があれば商談を行なうために不可欠な店だったようです。
セレブにも人気の店で、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』で主演したジョニー・デップやドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の「Mr.ビッグ」ことクリス・ノース、映画『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイなどそうそうたるメンバーが来店しています。地下にあるトイレの脇に写真が貼ってありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
有名店なので価格も高めかと思いきや、ハッピーアワーでは生ビール(エールかIPAの2種類から選択)が6ドル、ハウスワインが7ドル、バーフード・メニュー(軽食)が通常価格から30%引きとかなりお得です。
【在住者の本音コメント】
・注文したもの:ハウス生ビール(Pete's 1864 House Ale) 6ドル
ハウス生ビール(Pete's IPA) 6ドル
トリュフ・フライ 8ドル
※いずれもハッピーアワー価格
・価格帯:安い
・総合評価:★★★★★(星5 満点)
・満点の理由:店内の雰囲気が抜群に素敵
店内の雰囲気が抜群にすてきなので、総合評価は星5(満点)をつけました。年月を重ねた内装は独特の趣があり、またスタッフも白のワイシャツにネクタイ、黒白ストライプのビストロ・エプロンをつけており、古きよき雰囲気を演出してくれています。通常料金は安くはない店ですが、ハッピーアワーならかなりお得です。
O.ヘンリーが店内で執筆した『賢者の贈り物』は、クリスマスを題材にした小説のせいか、クリスマス時期のデコレーションには力を入れておりすてきです。店のInstagramの写真を見てみると、きっとクリスマス時期に訪れたいと思うはず。
ビール自体はおいしいものの少し気が抜けていましたが、トリュフ風味のフレンチ・フライは熱々で、ジャガイモの素材の味が感じられました。
オイスターバーという店名が示すように、牡蠣を始めとする魚介系メニューが豊富です。場所はイーストビレッジの1st アベニュー。小さなレストランやバーが立ち並ぶエリアで、こちらの店も小さめですので見逃さないようにご注意ください。
古くから魚食文化が根付く日本と違い、魚介類の消費がそこまで多くないニューヨークでは、肉と比べ魚介類は高価です。そんなニューヨークで、生ビールと生牡蠣6個で12ドルという安さで提供しているこちらの店はGoogleレビューも高評価。
ハッピーアワーでは、生ビールはニューヨーク州産の8種類から、生牡蠣は3種類から選択できます。
牡蠣は3種類すべて注文しましたが、プリンスエドワード島の牡蠣が一番大きく、味もよかったのでおすすめです。合わせて、一番人気のあさりのフェットチーネをオーダーしました。ほかのテーブルでは、ウニとイクラがのったイカ墨パスタを注文している人も。
【在住者の本音コメント】
・注文したもの:
ハッピーアワー・スペシャル(生ビールと生牡蠣6個) 12ドル
あさりのフェットチーネ 17ドル
・価格:安い
・総合評価:★★★(星3.5)
生ビールはIPAを注文。柑橘の酸味が強く、レモンジュースのような風味がありました。牡蠣はフレッシュですが、プリンスエドワード島産以外は身が小さく味は薄め。ビールと合わせておつまみ感覚で食べるのがよさそうです。
一番人気のあさりのフェットチーネは、あさりは大きかったですが、モチモチのフェットチーネが食べたい方は別のメニューを頼んでみたほうがよいかもしれません。会計後に無料で提供されるパウンドケーキはとてもおいしかったです。残念ながらほかのデザートは食べていませんが、デザート好きな方はぜひデザートメニューもチェックしてみてください。
筆者が5年前に通ったシーフード・レストランで、プリンスエドワード島産のムール貝をはじめ、牡蠣やロブスターが食べられます。コロナ禍で一時閉店していましたが、現在は再開したためメニューや価格に変わりないかを確認してきました。
ハッピーアワーは入口のバー・エリアで行われています。通常、平日のみであることが多いハッピーアワーですが、この店は土日の2日間開催されています。
ハッピーアワーで提供されるムール貝は通常価格の半額。ムール貝はクラシック、マスタード、トマト、きのこの4種類の味から選べます。筆者のお気に入りはクラシックで、ホワイトワインとガーリックで味付けされています。スープにもムール貝のうま味が溶け込んでおり、添えられてくるバゲットを浸して食べるのがおすすめ。
メニューには載っていませんが、牡蠣もハッピーアワーメニューに含まれます。牡蠣が好きな方は、スタッフに対象の牡蠣と価格を確認しましょう。鮮度は抜群で、とてもおいしかったです。
【在住者の本音コメント】
・注文したもの:
ビール(1種類のみ) 8ドル
白ワイン、ガーリックで味付けされたムール貝(クラシック)15ドル
トリュフ・フライ 9ドル
牡蠣 半ダース10.5ドル
※いずれもハッピーアワー価格
・価格:安め
・総合評価:★★★★(星4)
全体的に値段が安めですが、数年前のハッピーアワーと比較すると少し変化がありました。ムール貝は通常価格の半額ですが、数年前と比較して量が半分、ムール貝もやや小ぶりになった印象です。ニューヨークのインフレや立地を考えるとしょうがないのかもしれません。
牡蠣はフレッシュで質がよいので、ビールとムール貝、もしくは牡蠣で食前に軽くハッピーアワーを楽しむのがおすすめです。
最後に、筆者が訪れたニューヨークのハッピーアワー人気店をランキングしてみました。
食べ歩き結果 勝手にベスト3&おすすめメニュー
旅行中は時間の融通が利きやすいので、ハッピーアワーを利用して早めにディナーを楽しんだり、憧れのレストランをはしごしたりすることも可能です。店によってメニューは異なりますので、こちらの記事を参考に、ぜひ下調べをしてニューヨークでのハッピーアワーを楽しんでみてくださいね。
TEXT:ニューヨーク特派員 青山 沙羅
PHOTO: Hideyuki Tatebayashi
*Do not use images without permission.
監修:地球の歩き方
掲載情報は2023年2月時点の情報です。価格や商品構成などは変更になる場合がありますので、事前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。