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名作映画と旅するニューヨーク。憧れの映画のロケ地7選
2024.1.8
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ニューヨーク旅行でおすすめしたい名所のひとつが、「グランド・セントラル・ターミナル」。ニューヨーク郊外とマンハッタンをつなぐメトロノース鉄道、ニューヨーク市内を網羅する地下鉄やバスなど国内最大級の交通拠点です。大理石がふんだんに使われたボザール様式の駅は、単なる交通機関としての役目だけでなく、非の打ちどころがないほど美しいのです。多くの人が集まっているにも関わらず、ざわめきがささやくように静かなのは、天井が高いせいかもしれません。大理石の階段からコンコース(中央ホール)における人の流れを眺めたり、天井の星座を見上げたりしていると、不思議と心が鎮まっていきます。ちょっと疲れちゃったなというときに、訪れたくなる場所なのです。今回はそんなグランド・セントラル・ターミナルについて、歴史や見どころを紹介します。
目次
ニューヨーク市のグランド・セントラル・ターミナル(グランドセントラル駅)は、プラットフォーム数が世界最大で、ギネス世界記録に認定されています。1869年に鉄道王でありアメリカ史に残る三大富豪のひとりコーネリアス・ヴァンダービルト氏が前身であるグランド・セントラル・デポを建設、1913年にグランド・セントラル・ターミナルが完成しました。地下2階に44のプラットフォームと67の線路があり、ニューヨーク市マンハッタンとニューヨーク州北部のウェストチェスターやコネチカット州のニューヘブンなどを繋いでいます。利用客数は、連日75万人といわれています。
現在、地下鉄では4、5、6、7、Sの路線がグランド・セントラル・ターミナルに乗り入れています。
グランド・セントラル・ターミナルは、『恋に落ちて』や『ゴシップガール』など、多くの映画やドラマの舞台になっています。どこを切り取っても絵になるので、ただたたずむだけで自分が物語の主人公になったように感じられます。
ニューヨークの映画のロケ地については、以下の記事でまとめていますので参考にしてみてください。憧れのロケ地を歩けば、映画の主人公の気分になれますよ。
見逃してはもったいない、グランド・セントラル・ターミナルの見どころを4つ紹介します。予備知識があれば、さらに楽しめますよ。
プラネタリウムを思わせるメイン・コンコース(中央ホール)のセルリアンブルーの天井には、12星座と2500個の星が金箔で描かれ、59個の星はLEDライトで輝いています。その美しさは眺めていて飽きることがありません。この星座は神様が上から見下ろした視点を描いているかのように、反転になっています。
グランド・セントラル・ターミナルで待ち合わせるなら、時計がある中央の案内所。はじめて訪れる場合でもすぐわかります。
案内所が掲げる時計の正確さは驚くべきもので、誤差は「200億年に1秒以内」。ワシントンDCにある、アメリカ海軍天文台の原子時計に合わせられています。この時計で時間を確認していれば、電車に乗り遅れることはないですね。時計はオパール製で、2000万ドル(約28億2000万円)の価値があるそうですよ。
42丁目に面した駅玄関の上方にあるステンドグラスの時計は直径約4mあり、世界最大のティファニー製時計です。時計を囲む3体の彫刻は、ローマ神話のマーキュリー、ミネルヴァ、ヘラクレスの神々。
「グランド・セントラル・オイスター・バー」の入り口正面にあるアーチの対角にふたりで立ち、壁に向かって囁くと、まるで目の前で囁くかのように壁から相手の声が聞こえてきます。「ささやきの回廊(Whispering Gallery)」と呼ばれるニューヨーク旅行客に人気のスポットなので、誰かが試しているのを見ることができるでしょう。
プロポーズの隠れた名所で、恥ずかしがりのあなたでも、ここでなら彼女あるいは彼に気持ちを打ち明けられそうですよ。