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ニューヨーク旅行でやりたいことのなかで、「本場のジャズを聴きに行きたい」という声を多く聞きます。しかし「本場のジャズクラブって敷居が高いのでは?」「どういうルールになっているの?」「ジャズは詳しくないけど、楽しめるのかな?」と不安を感じているかもしれませんね。大丈夫、心配しないでください。世界中から来るニューヨークの旅行客の多くが「ニューヨークの夜は、ジャズクラブで過ごそう」と考えており、半数はジャズ初心者です。世界的な観光地であるニューヨークは、旅行者にやさしい街。ジャズ通だけが楽しむような空気感はなく、大物ミュージシャンが出演するステージでも、格式ばった感じはありません。はじめてのジャズクラブで戸惑わないよう、攻略法をお教えします。この記事を読めば何も心配することなく、本場ニューヨークのジャズを楽しむことができますよ。
目次
ニューヨークのジャズクラブといっても難しいルールや堅苦しさはなく、基本的には演奏者や観客が気持ちよく過ごせるように振る舞えば問題ありません。
簡単な前知識があれば、その場で慌てずにすみますよ。
ニューヨークのジャズクラブでは、ライブ演奏を聴きながら、飲食(施設によってはドリンクのみ)が楽しめます。入場料のほかに、ミニマムチャージ(最低利用料金)と呼ばれる飲食代を支払う必要があります。
照明が暗いなかでの食事になるので、フレンチフライやピザなどスナック的なものの方が食べやすいと思います。個人的にはカクテル(またはビール)+フレンチフライなどの揚げ物あるいはチーズの盛り合わせ、サンドイッチなどがおすすめ。フォークとナイフを使って食べるもの、食事をするとサクサクと音が出るサラダなどは避けた方がいいかもしれません。
飲食はできますが、レストランではないので、食事やドリンクに過大な期待を持たない方がいいでしょう。お酒が飲める人は食事をとらず、ビールを2杯注文してミニマムチャージの義務を果たしている場合も多いです。お酒が飲めない人や子供用に、ティラミスやチーズケーキなどデザートの用意もあります。メニューはジャズクラブの公式サイトで確認して、前もって決めておいてもいいでしょう。
家族連れの観光客が多いので、テーブル席については「ブルーノート」は全年齢、「バードランド」は10歳以上です。子供はステージを邪魔せずに、静かに鑑賞できることが前提です。
バー席に座れる年齢は21歳以上で、写真付き身分証明書(ID)を見せる必要があります。日本では20歳で飲酒が認められますが、「アメリカでは21歳以上が飲酒可能」で日本とは異なりますので、ご注意ください。
ライブのチケットは、いずれも公式サイトからオンライン予約が可能です。
ほとんどのクラブ(例:ブルーノートは200席)はこぢんまりとしているので、先着順にテーブルに座る場合が多いです。グループの場合は、一緒に入場しないと同じテーブルには着席できません。開演時間より早めに到着すれば、いい席に座れる可能性が高いです。
各ジャズクラブにより異なりますので、だいたいの目安としてお考えください。
「テーブル席」とは
テーブル席は、食事ができるテーブルに座る席。家族客でも大丈夫なように子供(騒がずに演奏を最後まで見ることができる10歳以上が目安)連れもOKです。ステージを見ながら、食事(あるいはドリンクのみ)が楽しめます。
「バー席」とは
「バー席」は、バーカウンターの席。テーブル席より安いですが、ステージはほぼ見えません。音楽が聞ければいい、ちょっと雰囲気を楽しみたいだけなので節約したいという人向け。満員時は、立ち見になる場合もあります。
入場料およびミニマムチャージ(最低利用料金)は、出演アーティストやジャズクラブの規模により異なります。クリマスやバレンタインなどのイベントシーズンは割高になりますので、最低限の目安として参考にしてみてください。
基本的には、入場料とミニマムチャージ(飲食代)の両方を支払う必要があります。詳細は行きたいジャズクラブの公式サイトでご確認ください。
テーブル席
入場料:40〜150ドル+手数料〜
ミニマムチャージ(飲食代):入場料のほかにひとりあたり20ドル以上の飲食の注文
バー席
入場料:30〜100ドル+手数料〜
ミニマムチャージ(飲食代):入場料のほかにひとりあたり1ドリンク以上の注文