
NY在住特派員が食べ歩いて厳選!おいしいスイーツ&スナックの店5選
2024.1.22
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グリーンマーケットでは、アップルサイダーのほかに、ハーブ系のドリンクやスムージー、ミントのアイスティー、乳製品飲料などその場で楽しめるものが各農家から出ています。
また、近郊農家が生産販売するワインやウォッカ、ジン、ハードサイダーなどのアルコールを入手することもできますよ。滞在するホテルに買って帰り、地元のお酒を味わうのもいい思い出になりそうです。
グリーンマーケットにはハーブ、野菜、フルーツ以外にも農家によってつくられたチーズやハチミツ、ジャム、ソープなども販売されています。特にニューヨーク州ロングアイランドのラベンダー農園から出品されている、ソープやボディローションはおみやげによさそうですよ。
グリーンマーケットの商品を眺めていると、ニューヨークに住みたい! と思う方もいるかもしれません(かつての筆者もそうでした)。各種チーズやメープルシロップ、ハチミツをテーブルにのせて、朝食を食べられたらと憧れますよね。ニューヨークを北上したバーモント州はカナダと隣接しており、メープルシロップの産地。フレンチトーストやパンケーキにたっぷりかければ、すてきな朝が始まりそうです(実際ニューヨークに住んでみると、そんな優雅な朝はなかなか迎えられないですが……(笑))。
最後に、グリーンマーケットで見逃すことのできないベーカリーをご紹介しましょう。
ニューヨーク近郊のオーガニックやグルテンフリーのベーカリーや、自ら育てた収穫物をたっぷり使った農園のパイやマフィンに目を奪われるはず。クッキーやパウンドケーキなら日持ちするので、おみやげにできますよ。マンハッタンのベーカリーに比べ、サイズは大きめでお値段は手頃なので、おすすめです。
筆者は、買い物客が途切れないニュージャージー州のFrancesca’s Bakery で、アップル・クロワッサン(3.5ドル)、ブルーベリーのコーンブレッド(3ドル)を買いました。通常の2倍くらいのボリュームがあり、添加物が含まれていない素朴な味でおいしく、満足でした。食材はニュージャージー州、ニューヨーク州郊外、ペンシルバニア州、バーモント州と地元から調達しているそうですよ。
いつもは何気なく利用しているグリーンマーケットも、今回記事を書くにあたって調べてみると、多くのことがわかりました。
1970年代のニューヨークは失業率が高く、市は破産寸前。ユニオンスクエアは売春婦と違法薬物の売人、ホームレスが集まる犯罪の巣窟として恐れられていました。1976年にグリーンマーケットが定期開催されることにより、健康的で安全な場所へ変化していったのです。
そして現在、新鮮な農作物はニューヨーカーの食卓を健康的に彩り、ニューヨーカーが買い物することで農家が存続できる相乗効果が生まれています。
地元住民の気分を味わえる、ユニオンスクエア・グリーンマーケットを覗きに、ぜひいらしてくださいね。ニューヨークでお待ちしています!
当記事は2024年3月29〜30日の取材によるもので、出店曜日や商品、価格は変更になる場合があります。目当ての店がある場合は、事前に公式サイトの出店スケジュールでご確認ください。出店数が最も多いのが土曜日(混み合います)で、出かけるなら金曜日か土曜日がおすすめです。
※上記の出店スケジュールのページから、開催日の月、水、金、土曜日の各PDFをクリックすると、出店者と位置が確認できます。
TEXT:ニューヨーク特派員 青山 沙羅
PHOTO:Hideyuki Tatebayashi & Sara Aoyama
*Do not use images without permission.
監修:地球の歩き方
掲載情報は2024年4月時点の情報です。価格や商品構成などは変更になる場合がありますので、事前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
2024年5月現在、1ドル:約156円です。