NY在住特派員が食べ歩いて厳選!おいしいスイーツ&スナックの店5選
2024.1.22
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ニューヨーク旅行でやりたいことのひとつに、「本場のおいしいステーキが食べたい」があるのではないでしょうか。日本で食べる一般的なステーキに比べ、ニューヨークのものは肉の本質を味わう豪快なステーキです。アメリカ人が肉好きなのをなるほどと納得してしまう、ボリュームのあるステーキを噛み締めて味わってください。今回はニューヨークで有名なステーキハウスの特徴、メニュー選びについてご紹介します。きっとあなたが行きたいお店が見つかりますよ。
目次
大の肉好きのアメリカ人にとって、ごちそうといえばステーキ。ニューヨークには、山ほどステーキ専門店がありますが、どこの店へ行ったらいいでしょうか。ニューヨークで有名かつ評価の高いステーキハウスを7つご紹介します。
ニューヨークで不動の人気は、1887年創業の老舗「ピーター・ルーガー」。肉屋が納品した肉のうち、クオリティの高い2割しか引き取らないという目利きが選び抜いた、こだわりの牛肉。さらに、旨味アミノ酸を劇的に増やす、温度・湿度・風を管理するドライエイジング(冷蔵熟成)により、最高の牛肉がステーキとして提供されます。日本のとろける霜降り肉とは違う、噛み締めると肉の味が広がる豪快なステーキが味わえますよ。
ステーキの評判とともに知られているのが、「予約が取れない人気店」であること。オンライン予約は受け付けず、電話予約のみ。さらに予約電話はつながりにくく、ステーキにありつくまでにいくつものハードルがある店なのです。
時間がない旅行者は、ランチが狙い目。ランチならディナーに比べて予約が取りやすく、予約なしでも待てば座れる可能性があります。筆者の場合、4名でランチを予約していきましたが、それでも小1時間ほど待ちましたのでご参考まで。
オーダーはシグナチャーのTボーンステーキがおすすめ。ウェイターが運んできたと思ったら、あっという間に人数分の皿に取り分けてしまうので、骨付きステーキの写真を撮りたい方は「待った」をかけましょう。筆者が感動したのは、ミディアムレアにオーダーしたステーキの中が、うっとりするほどきれいな薔薇色だったことでした。
有名なオリジナル特製ソースは甘めでかつ大味な感じで、筆者の好みではありませんでした。肉の味を味わいたい方は、シンプルに塩、胡椒で食べるのがおすすめ。付け合わせは、ジャーマン・フライドポテト(Luger’s Special German Fried Potatoes)をチョイス。
アメリカのレストランは真っ白な食器を使うところが多いですが、ピーター・ルーガーは船の絵が描かれたブルー系の食器で統一されていました。個人的には真っ白な食器が味気なく感じていたので、ピーター・ルーガーの食器が素敵だったことが印象に残っています。
それから、ウェイターに「絶対おいしいから食べてみて」とすすめられて大正解だったチーズケーキ。シュラーグ(Schlag)と呼ばれる店自慢の生クリームが添えられますが、見た目のボリュームと異なりサッパリしています。チーズケーキは、過去最高の1等賞に輝くおいしさでした。会計時にコインのチョコレートがもらえるので、おみやげにいただいて帰りましょう。
ピーター・ルーガーのおすすめメニューは、Tボーンステーキ(STEAK FOR TWO)と先ほど紹介したチーズケーキ。クレジットカードは利用不可なので、現金を多めに用意して出かけましょう。地下鉄駅から近いですが、それほど治安のいい地域ではないので、食事を済ませたら早めに移動するのがおすすめです。
1で紹介した有名ステーキハウスのピーター・ルーガーで、40年以上ヘッドウェイターとして活躍したウルフギャング・ズウィナー氏が、2004年マンハッタンに創業した「ウルフギャングス」。
メニュー内容は、ピーター・ルーガーとよく似ています。マンハッタン内に4店舗あるのでスケジュールに合わせて店舗選びしやすく、ブルックリンに足を延ばす時間がない方にもぴったり。タイムズスクエア店はニューヨークタイムズ本社内(41丁目沿いが入り口)にあり、ミュージカル鑑賞前などに立ち寄れる立地で人気。店内はかなり広いですが、常に混み合っています。
ウルフギャングスの初の海外出店は、2014年東京・六本木店で、現在日本には6店舗展開。
お店の入り口にある熟成肉の貯蔵庫が、ステーキを食べにおいで!と誘惑する「ギャラガーズ・ステーキハウス」。
1927年の禁酒法時代に、スピークイージー(隠れて酒を提供)としてオープン、酒が合法になったあとにステーキハウスになりました。ニクソン、クリントンなど歴代大統領、ジャクリーン・オナシスなどのセレブ、ポール・ニューマン、シルベスター・スタローン、ショーン・ペンなどの俳優、ジョー・ディマジオ、ベーブ・ルースなどスポーツ選手と多くの常連から愛されてきました。
21日間以上熟成させたドライエイジドビーフは、ヒッコリーの炭火で焼かれ、香ばしいかおりが漂います。ステーキ以外にもおいしいものが食べたいという方には、評価の高いロブスターや生牡蠣などのシーフードメニューもおすすめ。
また、ランチスペシャルは3種コース(スープかサラダ、ビーフ・鮭・チキン・ラムいずれかのメイン料理、チーズケーキなどデザート)で32ドル(税・サービス料別)とお得です。タイムズスクエア近く、劇場街にあるので、観光のついでに寄りやすいのも魅力。
1977年創業、ミッドタウンの老舗ステーキハウス「スミス・アンド・ウォレンスキー」。店名の由来は、オープン直前に電話帳をランダムにめくり適当に選んだ名前ふたつを組み合わせたそうです。アメリカらしい、いい加減なネーミングセンスが好印象です(笑)。
独特なオールドファッションの雰囲気で、ファンが多い人気店。映画『プラダを着た悪魔』で、主人公のアン・ハサウェイがファッション雑誌編集長のボスに、「私のステーキを15分以内に用意してね」と指示され、ステーキを買いに走ったロケ地としても有名です。ドライエイジングの牛肉は4週間をかけて熟成され、すばらしいステーキ肉に変化していきます。
ウェイターのジャケットの胸ポケットについている星は勤務年数を表し、星5個以上が多いのも特徴。
おすすめメニューはポーターハウス(Porterhouse (For Two))、プライムリブ(Our Classic 26oz Prime Rib)、巨大チョコレートケーキ。
創業1885年の老舗ステーキハウス「キーンズ」。かつてはパイプクラブ(※)として、テディ・ルーズベルト、ベーブ・ルース、ウィル・ロジャース、ビリー・ローズ、グレース・ムーア、アルバート・アインシュタイン、ジョージ・Mを含む9万以上が会員でした。
ステーキはもちろんおいしいのですが、店の看板メニュー「伝説のマトンチョップ」はマトン(羊)を敬遠していた人でも食べられるほどの究極のマトンだそうで、一度トライする価値あり。メニューのボリュームはがっつりと多いので、大人数で行った方が色々食べられます。老舗の割にお値段は良心的。
19世紀から20世紀初頭にかけて見られた社交クラブの一種。これらのクラブはおもに男性が集まり、タバコを吸いながら交流を深める場として利用されていました。
大阪鶴橋生まれの双子の兄弟がオーナーの「焼肉ふたご」。2010年に東京に最初のFUTAGOレストラン「大阪焼肉・ホルモン ふたご」を設立、2015年にニューヨーク店が誕生しました。現在は世界中に40以上の拠点を拡大しています。
とろけるようなA5ランク和牛の高級焼肉店として、人気が高いです。マンガ肉(骨付きの巨大な肉)、ウニやキャビアをのせた和牛寿司など個性的なメニューが多いのが特徴。値段は高めです。
筆者はオープン当時、隠しメニューで持ち帰り限定の焼肉弁当(現在はあるか不明)をいただいたことがあるのですが、蓋を開けた途端いい香りで、食べてみると肉のおいしさに悶絶しました。
パリ発のステーキ定食レストラン「ル・ルレ・ド・ブニーズ ラントルコート」。ステーキという高価な食事が、34.95ドル(税・チップ別)で食べられるというお得なレストラン。
1959年創業以来、メニューはステーキ、サラダ、おかわり自由のフレンチフライの3つで構成された1種類のみ。別料金でオーダーできるチョコレートがけのシュークリームなど、デザートも人気。