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【2023年最新版】ニューヨークの人気観光スポット「チェルシー・マーケット」の魅力を現地在住者が解き明かす!
2023.2.7
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ニューヨーク観光客の多くが、おみやげ探しに出かける「チェルシー・マーケット」。チェルシーエリアに立ち寄った際にはこちらのトイレがおすすめ。
日本からの観光客の多くが訪れる「チェルシー・マーケット」。毎年世界中から600万もの観光客が立ち寄るといわれる、最新グルメとショッピングを楽しめる人気観光スポットです。
2024年6月現在、暗証番号や鍵を借りる必要がないトイレをご紹介します(今後、状況は変わる可能性があります)。
各デパート、ショッピングモールにトイレはあります(敷地が広いのに、わかりにくい場所にあるのが難)。ニューヨークの街中でトイレを探すのは大変なので、観光中にカフェやレストラン、美術館、博物館などに行ったら、必ず行くことを心がけましょう(飲食代および入場料に、トイレ使用料が含まれていると考えましょう)。ミュージカルなど劇場の女性用トイレは開演前、休憩時とも大変混みあう(男性用はガラガラ)ので、観劇前にカフェやレストランで済ませておくことをおすすめします。
特に観光客にとって、こうしたニューヨークのトイレ事情を事前に理解しておくと、よりスムーズに過ごせるでしょう。
スポット名 | おすすめ度 | ひと言コメント |
図書館 | ★★★★ | マンハッタン内には図書館が多いので、見かけたら行っておきましょう |
デパート | ★★★★ | 女性の場合、高級デパートの「レディースラウンジ」や「パウダールーム」を利用するのがおすすめ。デパートのトイレは分かり難い場所にあることが多い |
コロンバスサークル・モール | ★★★★ | 2階、3階に男女ともトイレあり。清潔で空いているので、おすすめ。セントラルパークそば(西側) |
ショッピングモール | ★★★ | 混んでいる場合、清潔とは言い難いところもある |
トレーダージョーズ(スーパーマーケット) | ★★★ | ほとんどの店舗でトイレあり |
ターゲット(スーパーマーケット) | ★★ | 繁華街にある店舗は掃除が追いついてないかも |
ユニクロ(日本発衣服ブランド)5番街店、ソーホー店ともあり | ★★★ | 利用客が多いので、並んでいることが多い |
オールド・ネイビー(カジュアル衣服ブランド)34丁目、17丁目 | ★★★ | – |
TJ マックス(ディスカウントストア)ソーホー、57丁目など | ★★★ | – |
グランドセントラルターミナル 地階フードコート | ★★ | 常に混んでいるので、きれいさはイマイチ |
セントラルパーク | ★★★ | 敷地が広大なので、トイレの場所を覚えておいた方が無難。有名観光地なので、定期的に掃除はされている。ベセスダの噴水近くの階段にあるトイレがまあまあきれいで安全。早朝夜間は行かないこと 【トイレマップ】https://www.centralparknyc.org/restrooms |
高級スーパー「ホールフーズ」やコーヒーショップ「スターバックス」、DIYのホームセンター「ホームデポ」、家電量販店「ベストバイ」は以前は一般にトイレを開放していましたが、買い物した客のみに暗証番号を教える(買い物したレシートに記載)スタイルに変わってしまって残念。
本屋の「バーンズ・アンド・ノーブル」も買い物客のみになり、セキュリティにレシートを見せないとトイレは利用できません。街中に多くあるドーナッツショップ「ダンキンドーナッツ」、サンドイッチチェーン「サブウェイ」は、筆者の知る限り利用客用のトイレはありませんので、トイレ目的で買い物しないようにご注意ください。
コロナ禍以降、衛生面および治安面(万引きを含む)から一般開放しなくなった店が増加し、さらにトイレ利用の難易度が上がっています(涙)。インターネット上に載っているニューヨークの無料トイレ情報は、最新のものをチェックしましょう。コロナ禍以降店舗の閉鎖を含め、状況が変わっているものが多いです。
上記ではおすすめのトイレを挙げてきましたが、逆に筆者がおすすめしないトイレもご紹介します。
今や観光名所ともなっている「ベスト公衆トイレ」に選ばれたブライアント・パークの公衆トイレ。しかしながら、個室がふたつしかなく、いつも長蛇の列(列は男女別なので、お間違えのないよう)。しかもクリーニングスタッフがまめに掃除をしつつ、常駐しているので落ち着きません。急いでいる人にも、お腹の調子が悪くてゆっくりしたい人にも不向きだと思います。
常に掃除はしてありますが、花が飾ってあって、便座のシートが変わるだけという特色のないトイレなので、筆者は列に並ぶ価値を感じません。
基本的にはあまり入りたくない、公園のトイレ。クリーニングスタッフはいるものの、我慢できるかギリギリ程度の清潔さが多いです。個人的な経験でビックリしたのが、女性トイレに男性ホームレスがいたワシントンスクエア・パーク(2023年当時)。近くにクリーニングスタッフもいたのに、なぜ入り込んでいたのか不明。しかも個室のドアを開けっ放しという恐怖。このように公園のトイレにはホームレスがいることもあるので、避けるほうが無難。水道があるので、洗濯やお風呂に使い生活している人もいるとか。
セントラルパークは有名観光地なので、トイレは定期的に掃除はされているようです。ベセスダの噴水近くの階段にあるトイレがまあまあきれいで安全。敷地が広大なので、トイレの場所は覚えておいた方が無難です。早朝夜間は行かないこと。
公園のトイレで安全なのは、子供のプレイグラウンド(ブランコやシーソーがあるところ)近くにあるトイレ。比較的きれいで、監視しているスタッフがいる(誘拐、暴行を防ぐため)場合が多いです。ほとんどの子供のプレイグラウンド近くにはトイレがあるので、見かけたら行っておいた方がよさそうです。スタッフの人は、必ず関係者とわかる施設名の入った上着やTシャツを着用しています。
日本と違い、ニューヨークの地下鉄駅のトイレは、犯罪防止のためほとんど閉鎖されています。2023年になってから、21の駅の公衆トイレが再開されていますが、暗くて汚なそうなので、扉を開けるのも怖く感じるほど……。人の出入りがなければ、利用しないこと。
筆者はマクドナルドのトイレのドアを開け、思わずバタンと閉めてしまったほど、恐ろしく汚かった経験があります。繁華街であればあるほど、その確率は高いです。マクドナルドやスタバなどはスタッフに鍵を借りて入るまたは暗証番号が必要な場合が多く、利用客のみ使用可能。
ニューヨーク市内どこにでもある、ドーナッツショップ「ダンキンドーナッツ」、サンドイッチチェーン「サブウェイ」 は、筆者の知る限り利用客用のトイレはありません。
トイレの不毛地帯ニューヨークで、覚えておくと安心かも?
今回は自分のためにも、改めてコロナ禍以降のニューヨークのトイレ事情を取材しました。ニューヨークは観光地が多く、観光客にとってもトイレ探しが課題となります。トイレが利用しづらい状況は、コロナ禍でさらに厳しくなっており、暗証番号や鍵が必要な場合が増えていることも知っておくべき事情のひとつです。
また、観光中でも安心できるよう、便座を拭くウェットティッシュや、トイレットペーパーがない(結構多い)ときのためにポケットティッシュを持参することをおすすめします。便座は座る前に必ずペーパーで拭いて使用することが望ましいです。今回おすすめしたトイレも、利用者のモラルによりきれいとは言い難い状況になっている場合がありますので、ご承知おきください。
ニューヨークのトイレ事情に詳しくなれば、快適な観光が可能になるでしょう。筆者のお気に入りトイレ トップ3は下記になります。
トイレの不毛地帯ニューヨークで、トイレを我慢することなく、楽しく健康的なニューヨーク観光をしてくださいね。
ニューヨークでお待ちしています!
TEXT:ニューヨーク特派員 青山 沙羅
PHOTO:Hideyuki Tatebayashi & Sara Aoyama & istock
*Do not use images without permission.
監修:地球の歩き方
掲載情報は2024年6月時点の情報です。価格や商品構成などは変更になる場合がありますので、事前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
2024年7月現在、1ドル:約161円です。