オーセール観光ガイドヨンヌ川沿いの美しい中世の町を巡る旅

フランスには、川辺の風景の美しい町がいくつかあるが、オーセールもそのひとつ。ゆったりと流れるヨンヌ川の向こうに見えるのは中世の町。壮大なゴシック様式のサンテティエンヌ大聖堂を中心に寄り添う家々の屋根が、水面にシルエットを落としている。シャブリを中心とするワインの集積地としても栄えてきた町で、ブルゴーニュ地方をじっくり回る旅のスタート地にするのもおすすめだ。

駅から町までは10分ほど歩く。駅を背に真っすぐに延びる道をどれでもいいから前へ歩いていくといい。民家を抜けると突然視界が開けて、川の向こうに中世の町が現れる。まずはこのすばらしいパノラマを堪能したい。ポール・ベール橋Pont Paul Bertを渡った所から続く通りRue du Pontを歩いていくと、木骨組みの古い建物が建ち並んでいて、目を楽しませてくれる。

旧市街の中心は、コルドリエ広場Pl.des Cordeliersあたり。15世紀に造られ、初めは監獄として使われた時計塔Tour de l'Horlogeや、サンテティエンヌ大聖堂もすぐ近くにある。

パリ・ベルシー駅からTERでオーセール・サン・ジェルヴェAuxerreSt-Gervais駅まで約1時間40分。ディジョンからTERで約1時間50分。