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紀元前15年頃にアウグストゥスによって築かれ、「ローマの妹であり、ライバル」ともたたえられた町。今も多く残るローマ遺跡が、当時の栄光を物語っている。2000年の歴史をもつこの町は、珠玉のロマネスク彫刻に出合える町でもある。サン・ラザール大聖堂の正面を飾る『最後の審判』、そして、危うい魅力を秘めた『イヴの誘惑』に憧れてやってくる旅行者は多い。
町の中心はシャン・ド・マルス広場Pl.du Champ de Mars。駅からシャルル・ド・ゴール通りAv.Charles de Gaulleをどんどん進むと突き当たる。サン・ラザール大聖堂は南へさらに約500m。
ローマ時代の遺物のほか、有名な『イヴの誘惑』のレリーフを所蔵するロラン美術館Musée Rolinは大聖堂のすぐそばにある。ローマ遺跡で見逃せないのは、町の東にあるローマ劇場Théâtre Romain。ガロ・ローマ時代の劇場の遺跡としては最大級の規模を誇る。そのほか、かつての城壁の名残のサンタンドレ門Porte St-Andréや、ヤヌス神殿Temple de Janus(町の北西を流れるアルー川の向こう側)がある。
ディジョンからTERでエタンEtangで下車し、TERまたは国鉄バスに乗り換える。約1時間30分。
工事のため2027年12/31まで休館