音楽祭の街ブザンソンへパリからのアクセス方法とおすすめ観光ルート

毎年9月に行われる国際音楽祭の舞台として知られる町。過去にはフルトヴェングラー、オネスコら一流指揮者、演奏家が参加し、この町の名は一躍世界に広まった。また1951年から始まった指揮者コンクールは、小澤征爾が金的を射止めたように、若い指揮者の登竜門となっている。作家ヴィクトル・ユゴー、映画を発明したリュミエール兄弟が生まれた町でもある。

駅から保塁Fort Griffonを抜け、Rue Battantを下るとドゥー川に出る。川岸には17世紀の高い建物が並び、入口のアーケードが延々と続いてアーチ模様を描いている。対岸に渡れば中心街だ。町一番の繁華街グランド・リュGrande Rueを真っすぐ行くと、城砦に着く。途中、ルネッサンス様式の回廊風のグランヴェル宮殿、時の博物館、ローマ劇場跡であるカスタン広場Square Castanにも寄っていこう。

ノワール門Porte Noirをくぐると城砦への坂道が続く。坂道を上る前に、サン・ジャン大聖堂Cathédrale St-Jeanを見ておきたい。19世紀に作られた見事な天文時計Horloge Astronomiqueがあり、ガイド付きで見学できる（€4）。

パリ・リヨン駅からTGVで約2時間40分。またはブザンソン・フランシュ・コンテ・テー・ジェー・ヴェーBesançon Franche Comté TGV駅でTERに乗り換え、そこから約15分。ブザンソン・ヴィオットBesançon Viotte駅下車。ディジョンDijonからTERで約1時間。リヨンLyonからTERで約2時間40分。