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古代から中世にかけてアンジュー家の公国首都として栄え、華やかな宮廷文化が花開いた町。歴代公爵の宮廷生活の香り高さを伝えているのが、アンジェ城の中に残る『ヨハネの黙示録のタピストリー』だ。15世紀にはルネ善良公により大学が設置され、フランスの学芸の中心地となった。現在も人口の1割が学生。1000年の歴史をもちながら、若々しい活気にあふれた町である。
メーヌ川河岸の丘の斜面に築かれたこの町は、ロワールの古城巡りの西の玄関でもある。比較的大きな町だが、おもな見どころは駅とメーヌ川の間に集まっている。広い通りには近代的な建物も目立つが、市庁舎近くの商店街には石畳の坂道沿いに古い建物が残っている。観光案内所はアンジェ城の前。
パリ・モンパルナス駅からTGVで約1時間40分。トゥールからTERで約1時間。ナントからTGVまたはTERで約40分。アンジェ・サン・ローAngersSt-Laud駅下車。