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ロワール川を見下ろす小高い丘の上にたたずむソミュール城 Château de Saumurは、ロワール地方でも人気の高い城のひとつ。城は13世紀に城塞として造られたが、14世紀にアンジュー公によって改築され美しい城へと生まれ変わった。この地特産の白色の石を使った姿は、おとぎ話に出てくる城を思わせ、「この世で最も美しい本」と呼ばれる『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』のなかに、その姿が描かれていることでも知られている。
城の内部は、中世からルネッサンス期の美術品や馬術に関する幅広いコレクションを収める博物館として公開されている。テラスから見下ろすロワール川と、青いスレート葺きの屋根が連なるソミュールの町の眺めは非常に美しい。
ソミュールには、ルイ15世が創立した由緒正しい国立馬術学校 Ecole Nationaled'Equitationがあり、古くからフランス王家御用達の町であった。馬術学校の教授団は「カドル・ノワール Cadre Noir」と呼ばれ、馬術ショーを披露している。
トゥールからTERで30〜50分。アンジェからTERで20〜35分。