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ライン川上流にあるコルマールもドイツとの国境近くの町。ほとんど戦災に遭っていないため、この地方特有の木骨組みの建物や石畳の道など、中世からルネッサンス時代の町並みが残っている。またこのあたりはアルザスワインの生産地としても有名で、ワイン街道といわれる一帯は、ドイツのロマンティック街道に負けない、かわいらしい村や町が広がる。
駅から中心街までは徒歩で約15分。駅を背に駅前通りを少し歩き、大通りAv. de la Républiqueに出たら左に折れ、そのまま進んでいくと突き当たるのが市立劇場。その並びに『イーゼンハイム祭壇画』で知られるウンターリンデン美術館がある。この美術館の南東一帯が木骨組みの家々が並ぶ旧市街だ。美術館の向かいにある観光案内所で地図をもらって歩き始めるといい。なお、市立劇場までは、駅前から市バスも出ている(Théâtre下車)。
プティット・ヴニーズ Petite Venise(小ヴェニス)と呼ばれる一画は、その名のとおりイタリアのヴェニスを彷彿させるロマンティックな散歩道。パステル調の家並みが運河の水に映え、歩き飽きない。小さなボートでの運河巡りもいい思い出になるだろう。
パリ・東駅からTGVで約2時間20分。ストラスブールからTERで約30分。