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ロレーヌ地方の中心都市メッスは、ローマからランスに抜ける街道上にあり、古くから交通の要だった。一方、他国からの侵入を受けることも多く、1871年から1918年までドイツに併合されていた。セーユ川にまたがる堅固なドイツ人の門は、町の攻防の歴史を物語っている。
駅前広場から郵便局脇のRue Gambettaに入り、重厚な建物が取り囲むモンドン広場 Pl. Mondonを抜けて、Av. Robert Schumanを北に1kmほど歩くと旧市街。その中心に位置するサンテティエンヌ大聖堂前広場の一画に観光案内所がある。メッスは、著名芸術家が手がけたステンドグラスで知られる教会も多く、シャガールによるサンテティエンヌ大聖堂をはじめ、ジャン・コクトーによるサン・マキシマン教会 Eglise St-Maximinなども見逃せない。
そのほか、18世紀建造のオペラ座やタンプル・ヌフ Temple Neufが建つモーゼル川沿いに造られた遊歩道の散策もおすすめ。新名所のポンピドゥー・センター・メッスは駅の裏側に位置し、存在感たっぷりだ。駅から徒歩約3分。
パリ・東駅からTGVで約1時間25分。ナンシーからTERで約40分。メッス・ヴィル Metz Ville駅下車