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パリの北北西76km、2000年の歴史を誇る古い町。百年戦争末期にはブルゴーニュ軍に包囲され、あわや落城というときに、勇敢な少女が現れて町を救っている(この町は王室支持だった)。彼女は通称ジャンヌ・アシェット Jeanne Hachette(手斧のジャンヌ)と呼ばれている。現在でも6月にはその記念祭が行われている。
見どころは、一風変わったサン・ピエール大聖堂 Cathédrale St-Pierre。なんとこの大聖堂には身廊がないのだ。1225年に着工し、1272年にはゴシック建築としては最も高い48.5mの内陣が完成する。しかし設計に無理があったのか1284年に一部が倒壊。その後修復されたものの、再び倒壊、修復を繰り返し、資金難もあって、ついに身廊は造られずに終わったのだ。この未完の大聖堂のすごみに、誰もが心を打たれるだろう。色使いがすばらしい16世紀のステンドグラスも必見。聖堂内には巨大な天文時計 Horloge Astronomiqueが金色に輝いている。
パリ・北駅からTERで約1時間15分。