オレーの魅力を徹底解剖 パリから列車で2時間50分の美しい港町を旅しよう

ヴァンヌはモルビアン県の県庁所在地だが、モルビアンとはブルトン語で「小さな海」という意味。ふたつの半島に囲まれたモルビアン湾は、約40もの小島が浮かぶ静かな内海だ。古くからブルターニュ公国の中心として栄えた地域で、今でも昔ながらの風景が残る美しい町が多い。

モルビアン湾の西側の奥まった所にあるオレーは、ロック川 Le Loc'hに面した小さな町だ。川を挟んで中心街とは対岸にあるサン・グスタン地区 St-Goustanに小さな港があり、その背後をブルターニュらしい美しい古い家が取り囲んでいる。高台になった中心街のそばから見下ろしたサン・グスタン地区は、実に絵になる美しさ。ヴァンヌやカルナックへ行く途中に時間があれば、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

パリ・モンパルナス駅からTGVで約2時間50分。ヴァンヌからはTERで約10分。