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先史時代の巨石文化の遺構が残るカルナック。数kmにわたって無数に並ぶ巨石の列の謎はいまだ解けていない。夏至の日に、日の出の光がちょうど石に当たるよう、半円形に並べられたものもあることから、太陽信仰の宗教儀式のためという説や、宇宙人によるものという説もある。先史時代から沈黙したまま立ち続けている石は、何も語ってはくれない。
カルナックは海岸に面した小さな町で、夏には海水浴やマリンスポーツを楽しみに来るリゾート客も多い。
巨石群は海とは反対側の、町の北側の草原地帯に、広範囲にわたって点在している。レンタカーやタクシーをチャーターするなどして、車で回るのが理想的だ。体力に自信があるならば、レンタサイクル店も数軒あるので自転車で回るのもいい。ガイド付きの見学も可能。申し込みはメネック巨石群 Alignements du Ménecの近くの巨石センター Maison des Mégalithesで。
カルナック周辺には、約3000もの巨石がある。巨石にはさまざまな形態のものがあり、よく見られるのは、メンヒルMenhirという直立した巨石。一列に並んでいることが多い。カルナックの東13kmにあるロック・マリアケールLocMariaquerには、倒れて割れているが、高さ約20mのブルターニュ最大の巨石が残っている。
ドルメンDolmenとはテーブル状に組まれた石のこと。ドルメンは埋葬用ともいわれ、ドルメンごと土で覆った古墳
Tumulusもある。
Bourgの観光案内所
・住所:14, pl. de la Chapelle