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ラ・ロシェルは11世紀になって初めて歴史に顔を出した比較的新しい町で、12世紀には、重要な貿易港として栄えた。その後、新教徒たちの本拠地となり、1627年には国王軍にも攻撃された。旧港の入口の両側に砦状のふたつの塔が海を見下ろす。いかにも激戦があったらしいこの港の情景は、多くの画家に好まれた。現在のラ・ロシェルは、中世からルネッサンス期の町並みを残す、大西洋岸随一の港町として、観光客の人気を集めている。
駅前から延びる大通りAv. Général de Gaulleを700mほど行けば、旧港波止場のデュプレ海岸通り Quai Duperréに出る。旧港入口の両側にふたつの塔が向かい合っている。高いほうがサン・ニコラ塔、もう一方がシェーヌ塔だ。町を一巡するなら、荘重な14世紀の城門である大時計門 Porte de la Grosse Horlogeから出発しよう。旧市街には、商品取引所、裁判所、市庁舎など見応えのある歴史的建造物が多い。大西洋で泳いでみたいという人にはイル・ド・レ(レ島)Ile de Réのビーチがおすすめ。島内ではミニバスやレンタサイクルでの散策が人気。
パリ・モンパルナス駅からTGVで約2時間40分〜3時間。ボルドーからTERまたはIntercitésで約2時間30分。