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パリから約300km。川を見下ろす小高い丘の上に築かれたこの町は、昔からしばしば歴史的な戦闘の舞台となってきた。フランク王国の君主シャルル・マルテルがイスラム教徒を撃退したトゥール・ポワティエの戦いで、この町の名を知る人も多いだろう。現在のポワティエは、美しいロマネスク教会がある古都として、多くの観光客をひきつけている。1431年創立のポワティエ大学もあり、留学生も多いので、にぎやかな学生の町としても親しまれている。
駅から中心街までは徒歩で約10分。駅前広場と線路に並行している大通りを横断し、坂道を(途中から階段に移ると近道)上っていこう。
町の中心は、市庁舎の建つルクレール広場 Pl. du Maréchal Leclerc。ルクレール広場からにぎやかなガンベッタ通り Rue GambettaからRue des Cordeliersに入り、北へ歩いていくと、アキテーヌ公宮殿 Palais des Comtes de Poitou Ducs d'Aquitaineの裏側に出る。これは12世紀に建てられたもので、ジャンヌ・ダルクが審問を受けた場所として知られる。さらに進むと、この町いちばんの見どころであるノートルダム・ラ・グランド教会。
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼者が立ち寄る、11世紀創建の大きなロマネスク教会サンティレール・ル・グラン教会 Eglise St-Hilaire-Le-Grandは、町の南西方向にある。
パリ・モンパルナス駅からTGVで1時間20分〜2時間10分。ボルドーからTGVで約1時間20分。ラ・ロシェルからTERまたはTGVで1時間20分〜1時間40分。
コンポステーラ街道上にある教会として世界遺産に登録されている。柱頭「サンティレールの死」や黙示録を描いたフレスコ画が見どころ。
考古学部門と、14〜20世紀の芸術を紹介する美術部門がある。カミーユ・クローデルの彫刻7点を所蔵。