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ポワティエから40kmほど離れた小さな村サン・サヴァン。村の真ん中に建つサン・サヴァン修道院Abbaye de St-Savinの付属教会は、天井一面に描かれたフレスコ画で有名。ロマネスク絵画最大のモニュメントといわれるこの天井画をひとめ見ようと、多くの人が訪れる。
天井画は全部で36枚あり、一つひとつに『ノアの方舟』『バベルの塔』など、旧約聖書のエピソードが描かれている。1100年頃に描かれたといわれるこのフレスコ画を徹底的に研究し、その価値を世に知らしめたのは日本の美術史学者、吉川逸治氏である。
それぞれの絵はほぼ完全な状態で残っているが、細かい部分を見るにはオペラグラスが必要だ。
ポワティエ駅前から国鉄バスで約45分。ただし本数は限られており、平日は2〜3本、㊏㊐㊗は1日1本。