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れんが造りの建物が並ぶ旧市街が夕日に輝く様子から「バラ色の町」の名で親しまれているトゥールーズ。南西フランスの中心都市であるこの町には、新旧いくつもの顔がある。最初に町が築かれたのは紀元前3世紀。その後ローマの植民地となり、5世紀には西ゴート王国の首都となった。16世紀にはパステル(藍染料)の交易により商業都市として繁栄を極める。現在のトゥールーズは、エアバスを中心とする航空産業の中心地。10万人以上の学生が集まるフランス屈指の学生都市でもある。
トゥールーズに着いたら、まずは町の中心であるキャピトル広場Pl. du Capitoleを目指そう。トゥールーズ・マタビオ駅から歩いても20分ほどだが、メトロに乗れば5分で着く。
キャピトル広場には、トゥールーズの象徴ともいえる市庁舎キャピトルが建ち、レストランやカフェのテラスでにぎわっている。観光案内所はキャピトルの裏側の公園内に建つ16世紀の塔の中にある。
キャピトル広場から四方へ延びている通りは、町のおもな見どころにつながっている。Rue du Taurはサン・セルナン・バジリカ聖堂へ、Rue Romiguièresはジャコバン修道院方面へ。また、Rue St-Romeをたどると、れんが造りの古い建築が並ぶ旧市街、その界隈にルネッサンス期のパステル長者の館アセザ館(バンベルク財団の美術館)がある。
見どころをひと巡りしたら、ガロンヌ川沿いのアンリ・マルタン散歩道Promenade Henri Martinへ行こう。川岸の芝生でくつろぐ地元の学生とともに夕暮れのひとときを楽しみたい。遊覧船に乗ってガロンヌ川からブリエンヌ運河のミニクルーズもいいだろう。
パリ・モンパルナス駅からトゥールーズ・マタビオToulouse Matabiau駅までTGVで約4時間30分。夜行列車Intercités de Nuit(要予約)で約8時間40分。
パリCDG空港またはパリORY空港からトゥールーズ・ブラニャックToulouse-Blagnac空港まで1時間15分〜1時間20分。空港からトゥールーズ・マタビオ駅に隣接するバスターミナルGare Routièreまで、シャトルバス(Navette Aéroport)で20〜45分。裁判所Palais de JusticeまでトラムT2で約30分。
URL:www.toulouse.aeroport.fr