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タルン川とガロンヌ川が交わる高台に位置する小さな町モワサック。この町を有名にしているのは、ロマネスク様式のサン・ピエール修道院 Abbaye St-Pierre。付属教会の南正面ファサードの彫刻と回廊 Cloîtreは、世界有数の美しさで知られる。
駅から町の中心にあるサン・ピエール修道院までは徒歩で約10分。南正面の入口のタンパンに描かれているのは『キリスト再臨』の場面。中央に右手を挙げて祝福を与えるキリスト、周囲には黙示録第4章にある『頭に金の冠をかぶった24人の長老』などが描かれている。西の側柱にある流れるような姿の『エレミア像』も必見。
76の柱頭が並ぶ内庭回廊は11世紀のもの。柱頭には、花や獣、聖書の物語を描いた繊細な彫刻がびっしりと施されている。中庭の緑も美しく、いつまでもたたずんでいたくなる空間だ。
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