ルルド巡礼の歩き方 奇跡の聖地へのアクセス紹介

1858年2月11日、ポー川のほとりにある洞窟の近くに薪を集めに来た14歳の少女がいた。その名はベルナデット・スビルー。突然、彼女の前に現れた聖母マリアは、その後17回にわたって同じ場所に出現し、ある日「泉へ行って水を飲み、顔を洗いなさい」と命じた。洞窟近くの地面を掘ると泉が湧き始め、その湧き水によって病気が治癒する奇跡が何度も起きたといわれる。それから、この小さな町は170ヵ国から年間600万人が集まるカトリック最大の巡礼地、特に病をもつ人々にとって重要な聖地となった。

ルルド駅からAv. de la Gareを右へ行き、Av. de Maransinとの交差点を左折してしばらく進むと右側に小さな階段がある。その階段を下り、ホテルやみやげ物屋が並ぶBd. de la Grotteを直進すると5分くらいで聖域Sanctuairesの入口だ。駅から聖域までは傾斜の激しい坂道が多いので、歩くのがつらい人、荷物が重い人は、駅前広場から出るMonCitybus社のA1番、またはS5番のバスを利用するといい。St-Joseph／Sanctuaire下車。

聖域の門であるサン・ミッシェル門Porte St-Michelをくぐると、聖母マリアにささげられた無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée Conceptionを仰ぐような形で参道が続く。「La Grotte」の標識に従って聖堂の裏側に回るとマサビエルの洞窟Grotte de Massabielleがある。

パリ・モンパルナス駅からTGVで約5時間。

パリORY空港からタルブ・ルルド・ピレネーTarbes Lourdes Pyrénées空港まで約1時間20分。空港〜市内はシャトルバス（Navette）が運行。所要15〜25分。
URL：https://www.tlp.aeroport.fr/