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ペルピニャンからスペイン国境まで続く海岸線には、魅力的な小さな町が点在している。なかでも最も人気が高いのがコリウールだ。
20世紀初頭、光と色彩にあふれたこの町に魅了されたマティスやドランは、原色に近い色を大胆な筆使いで描いた作品を発表。「まるで野獣(フォーヴ)のようだ」と批判されたことが、「フォーヴィスム(野獣派)」誕生のきっかけとなった。彼らが絵を描いた場所には、複製画が掲げられ、現在の風景と見比べることができるようになっている。
画家たちが集ったレストラン「レ・タンプリエ」にも寄ってみたい。2000点もの近・現代絵画のプライベートコレクションをもち、壁いっぱいに絵が飾られたバーの雰囲気もいい。
ペルピニャンからTERで約20分。