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アルルの駅から、ローヌ川のほとりに出て、アルルの町を眺める。城壁の向こう、11本の塔が屋根の上に少しだけ高く伸びた町の全景。視線を落とすとゆったりとしたローヌの流れ。この小さな町が、毎年抱えきれないほどの観光客を集めているのだ。闘牛で有名な復活祭。7月には、あでやかなプロヴァンス地方の民俗衣装を競うパレードや大規模な国際写真祭が町に活気をもたらす。フランスであることが信じられないくらいローマの遺跡が多い町。オリーブ油をたっぷり使った、どちらかというとスペインやイタリアを思わせる素朴な南仏料理。ゴッホがオランダ人であることを忘れてしまうほど、彼と切っても切れない町。
アルルの駅前は、有名な観光地とは思えないほどひっそりとしている。駅を出てすぐの道を南へ進むと、ゴッホが住んでいたラマルティーヌ広場Pl.Lamartineに出る。広場の向こうに見えるのがカヴァルリ門と城壁。ここが町の入口だ。門をくぐり、Rue de la Cavalerieを進んでいくとアルル最大のモニュメント円形闘技場がある。町の観光はここから始めるといいだろう。南側には古代劇場があり、その入口に面したRue de la Caladeを下っていくと町の中心レピュブリック広場Pl. de la Républiqueに出る。おもな見どころはこの広場の周辺に集まっている。なお、アルルの観光案内所は中心街を抜けたBd. des Licesにある。
パリ・リヨン駅から直通のTGVは1日1〜2本で、所要約4時間。アヴィニョン・サントル駅からTERで約20分。マルセイユからTERで約50分。