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この村の近くの丘の上に1軒の風車小屋が建っている。これがアルフォンス・ドーデが1866年頃『風車小屋だより』の連作を執筆したドーデの風車Moulin de Daudetだ。
この作品の中でドーデは、プロヴァンスの人々の生活の悲喜こもごもを、ときにあたたかく、ときにアイロニーを混じえて描いている。ニーム生まれの彼は、プロヴァンスの人の気質を熟知していた。例えば同作品の中の『コルニーユ親方の秘密』には、蒸気仕掛けの大型製粉工場が進出してきた村で、ひとり頑固に風車で粉をひき続ける老人が描かれている。風車にはプロヴァンス人の誇りが詰まっているのだ。ドーデがしばしば滞在していたモントーバン城Château de Montaubanではドーデに関する資料が展示されている。
アルル駅前のバスターミナル(Gare SNCF)からZOU!の702番のバスで約15分。Fontvieille Centreで下車。
URL:https://www.lametropolemobilite.fr/