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ピサ県の県庁所在地であり、ピサの斜塔とガリレオ・ガリレイを生んだ大学都市として有名である。かつてその最盛期にはヴェネツィア、ジェノヴァ、アマルフィと並ぶ海洋王国として地中海に君臨し、トスカーナの海岸はもちろん、コルシカ、サルデーニャ、遠くシチリアまでをその影響下におく強力な国家のひとつでもあった。12世紀にはピサ様式と呼ばれる繊細で調和に満ちたロマネスク建築の一様式がここで誕生し、トスカーナを中心に広まった。続く13~14世紀にも建築と彫刻に優れた人材を多く出し、ピサの町は今日でも当時の優れた建築と貴重な町並みをとどめている。
ピサの斜塔はまさに傾斜ゆえに世界中に有名である。