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カンヌの北東、山の中腹にあるヴァロリスは、古来より陶芸の盛んな町だった。1946年、この町を訪れたピカソは、65歳にして陶芸という新しい表現手段に出合う。それ以後、彼はパリにほとんど戻らずに、南仏を中心に制作活動を続けた。
この町にあるヴァロリス城Château de Vallaurisは、もとはレランス修道会の修道院だったが、現在は3つの美術館が入っている。そのひとつ国立ピカソ美術館Musée National Picassoは、ピカソの『戦争と平和La Guerre et la Paix』1点だけからなる美術館。修道院の礼拝堂の壁一面に描かれた大作だ。
ヴァロリス城にほど近いポール・イスナール広場Pl. Paul-Isnardには、ピカソ自身により町に寄贈されたブロンズ像『羊を抱く男L'Homme au Mouton』が立つ。
カンヌ駅裏(Bd. Alsace)からEnvibus社の18番のバスで約25分。アンティーブ駅裏(Pôle d'Echanges Antibes)からEnvibus社の8番のバスで約25分。Vieux Moulin下車。
URL:https://www.envibus.fr/
URL:http://www.sudmobilite.fr/