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人口約281万(2019年)の台中市は、人口で台湾第2の都市。1年を通じて雨が少なく、台風の被害も少ない気候に恵まれた土地である。「文化城」とも呼ばれ、台湾の住みやすい町No.1に何度も選ばれている。
清代の1888年、現在の台湾中西部に台湾縣がおかれ、日本統治時代になって台北と台南の間に位置することから台中縣と改められた。その後、立地のよさから中西部を束ねた台中州の中心となり、町が発展した。日本統治時代には碁盤状の計画的な町並みが造られた。町の中心部にはこの頃に建てられた歴史建築が数多く残り、修復保存されて今も利用されている。また近年、市内を流れる柳川、緑川などの河川もよみがえり、ノスタルジックな雰囲気を漂わせる観光都市としても人気を集めている。
2010年の合併の結果、現在の行政上の台中市は西の湾岸部から東の中央山脈まで、東西に広大な面積を有している。
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