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フランス南東部に位置し、スイス、イタリアと国境を接するローヌ・アルプ地方。リヨン、ヴィエンヌといったローヌ川流域の町は、その地の利と豊かな水の恵みにより、古くから繁栄してきた。リヨンは、金融や産業の中心であるだけでなく、長い歴史を感じさせる建築物が残り、フランスグルメの神髄を体験できる文化都市でもある。雄大なアルプスを望む山岳地帯は、シャモニ、グルノーブル、アルベールヴィルと過去3回も冬季オリンピックが開かれた地方であるだけに、広大でよく整備されたスキー場で知られる。これらのスキー場は、夏は、緑あふれる山岳リゾートとなり、さわやかな空気のなかで登山やハイキングを楽しむ人々でにぎわう。
[気候]
ローヌ川流域は、気候の穏やかな春と秋が旅行に最適のシーズン。フランスで最も雪が多いアルプ地方はスキーの本場。夏は涼しく、避暑地となる。
[特色]
スイスの面積に匹敵する広さをもつ地方だけに、モンブランをはじめとする雄大な山々と清らかな湖、渓谷など多彩な自然の風景が楽しめる。
[周遊のヒント]
リヨンは、ほかのフランス主要都市との飛行機、列車の便がよく、この地方の周遊の起点とするのにいい町。シャモニなどアルプ地方の町へは、ジュネーヴなどスイスからのアクセスもいい。
6月
フルヴィエールの夜(リヨン/上旬〜7月下旬):リヨン旧市街での夜祭り。演劇、クラシックコンサート、ローマ劇場での野外映画など
ジャズフェスティバル(ヴィエンヌ/下旬〜7月上旬):古代劇場で開催されるジャズフェスティバル
8月
湖の祭り(アヌシー/第1土曜):水と光のショー。湖上に打ち上げられる盛大な花火が見もの
ガイド祭り(シャモニ/15日):シャモニの公認ガイドたちが岩登りなどのさまざまなデモンストレーションを行う
12月
光の祭典(リヨン/8日を含む4日間):リヨン中の通りや建物に光がともる
ブレス鶏、川魚、腸詰め、チーズなど、多くの食材に恵まれた土地。リヨンは、ミシュランの星付きレストランがひしめく美食の都だ。「ブションBouchon」という庶民的なビストロで地元の味を試すのもいい。