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リヨンからバスに1時間余り揺られ、バスを降り丘の麓まで歩き、そこからさらに長い坂道を上ると、右前方の丘の上に、外壁に囲まれた小さな楕円形の町ペルージュが見えてくる。
この町が織物やブドウ酒造りで栄えたのは14〜15世紀頃。その後18世紀に入ると、人々はしだいに便利な丘の下の町メクシミューMeximieuxへと移り住むようになり、直径約200mのこの小さな町には、中世の町並みだけがそのまま残された。20世紀初めには人口がたった8人となってしまった時期もあったが、その後は保存委員会ができるなどして町の修復、保存にあたり、現在では住民も戻ってきた。また、6月には中世祭La Médiévaleなど、古い町並みを生かしたさまざまな催しが開かれている。
名物の砂糖菓子「ガレット・ド・ペルージュGalette de Pérouges」は、甘くて薄いパイのような素朴な味。ひと切れ買って、食べながら散歩するのも楽しい。
リヨンの国際美食館の前からA32番のバスで約1時間10分。Gendarmerie-Route de Pérouges下車。バス停から村までは約1.5km、徒歩約15分。
URL:https://www.laregionvoustransporte.fr/
リヨン・パール・デュー駅からTERで約30分のメキシミュー・ペルージュMeximieux-Pérouges下車。駅から村までは約2km、徒歩約20分。