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サンテティエンヌは、石炭、リボンを主とする繊維、自転車や兵器製造で発展を遂げた産業都市。1881年にフランスで初めてトラムが開業した町でもある。
2010年11月には、ユネスコの創造都市ネットワークに加入。これはヨーロッパではベルリンに次ぐ2番目の認定であり、フランスを代表するデザイン都市としての変貌を続けている。1998年に創設された国際デザイン・ビエンナーレは2年ごとに開催(次回は2021年)され、多くの人が訪れる大規模な国際イベントに発展。町のあちらこちらに見られるデザインを見て回るのも楽しい。
そんなこの町を語るのに欠かせない産業とデザインの歴史をたどるなら、まずは芸術産業博物館Musée d' Art et d'Industrieへ。中世から現代までの兵器、最初のフランス製自転車が造られた歴史、リボン産業の発展をひも解く多数のコレクションが展示されている。
また、シテ・デュ・デザインCité du Designは、デザインに関する創造、研究、教育の施設であり、国際デザイン・ビエンナーレのメイン会場になっている。年間を通じてイベント、企画展も行われ、デザインの最先端を感じることができる。
リヨン・パール・デュー駅からサンテティエンヌ・シャトークルーSt-Etienne Châteaucreux駅までTERで約45分。