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4 万年前の先住民集落跡が発見されたことで知られるスワンバレー。先住民の伝説によると、スワン川は、巨大な翼の付いたヘビのようなワニのような形をした怪物が陸から海へ動いたときにできたと伝えられている。スワン川に沿って広がるスワンバレーは、ミッドランドMidland、ギルフォードGuildford、カバシャムCaversham、ヘンリーブルックHenley Brook、ハーンヒルHerne Hill、ミドルスワンMiddle Swanの各地域からなり、一帯に150 近いワイナリーが点在する、西オーストラリア最大のワイン醸造地帯だ。恵まれた条件で造られたワインは、独特のフルーティな風味で定評がある。またスワンバレーには、1880 年代に開拓者のための住居として建てられたビクトリア朝風の建物、ウッドブリッジハウスWoodbridge House など歴史的見どころもある。アートギャラリーやレストラン、カフェも多い。カバシャム・ワイルドライフパークもあり、動物と触れ合うこともできる。
ギルフォードにスワンバレー&イースタンリージョン・ビジターセンターSwan Valley & Eastern Region VisitorCentreがある。19世紀後半の建物が残るメドゥ・ストリートMeadow St. にあり、ビジターセンター自体、1866年に建てられた裁判所を改修したもの。内部はインフォメーションカウンターだけではなく、スワンバレー開拓史を物語る博物館にもなっている。裏庭には1841年建造の旧刑務所コロニアルジェイルThe Colonial Gaol、1880年に建てられたテイラーズコテージTaylors Cottageも保存されている。
せっかくスワンバレーに来て、ワイナリー巡りをしない手はない。時間が許せば気の向くままにワイナリー巡りをするのがベストだが、パースから日帰りの場合は、やはり有名どころから当たってみたい。またワイナリーによってはレストランやカフェを併設していることがある。おいしいワインを飲みながら、ワインに合う食事を楽しむ、そんな優雅な時間を過ごしてみたい。