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北島の中央部に位置し、約616km2の面積を誇る国内最大の湖、タウポ湖Lake Taupoの北東の湖岸に開けたのどかな町がタウポだ。火山の噴火によって誕生した淡水湖であるタウポ湖は、先住民マオリの伝説では北島の心臓とされている。湖ではウオータースポーツのほか、トラウトフィッシングが盛んに行われる。
タウポからロトルアにかけては地熱地帯であり、多くの間欠泉や温泉が湧き出るエリア。町は同じ温泉地である日本の神奈川県箱根町と姉妹協定を結び、近郊のワイラケイ・ツーリスト・パークには地熱を利用した発電所や養殖場がある。冬季にはファカパパ・スキー場の利用客も多い。
タウポ・カスタマー&ビジター・センターの周辺が町の中心部。メインストリートのトンガリロ・ストリートTongariro St.やそれに交わるホロマタンギ・ストリートHoromatangi St.、ヒュウヒュウ・ストリートHeuheu St.沿いにレストランやショップが多い。中心部だけなら徒歩で回ることも可能だが、ほとんどの見どころは周辺に点在しているので、車がないと観光に不便。宿泊施設は湖岸に面したレイク・テラスLake Terraceにモーテルが集中しているが、レイクビューを楽しめるぶん値段はやや高め。比較的安めの宿を探すならヒュウヒュウ・ストリート周辺を探すとよい。
Great Lake Taxis|
電話番号|(07)377-8990
URL|https://www.greatlaketaxis.co.nz
町なかを走るバスイット系列タウポ・コネクタTaupoConnectorのバスが1路線、郊外行きのバスが5路線を運行しているが、便数が少ない。運賃は現金もしくはICカード乗車券Bee Cardで支払う。タウポ周辺の観光にはレンタカーやタクシーの利用が必須。
ワイラケイ・ツーリスト・パークやタウポ湖を、ヘリコプターや水上飛行機などで上空から遊覧。10〜30分の気軽なフライトから、トンガリロ国立公園などを巡る約1時間コースなどがある。
ゆったりと水をたたえるタウポ湖を思う存分満喫できるクルーズ。乗り場はボート・ハーバーにある。特に人気が高いのは、湖上遊覧を楽しみながらマイン・ベイMineBayの南端にある岩に彫られたマオリの彫刻を見るコース。この彫刻は船からのみ見ることができるものだ。ボート以外にヨットセーリングでもマオリ彫刻を見に行ける。クルーズの所要時間は1時間30分~2時間30分。
パラダイス・ツアー社はタウポ湖、タウポ・マリーナ、フカ・フォール、クレーター・オブ・ザ・ムーン、フカ・ハニー・ハイブ、アラティアティア・ラピッズなど、ワイラケイ・パークを効率よく回る約3時間30分のツアーなどを催行している。毎日10:00発。宿泊施設からピックアップしてもらえるので安心だ。また、ガイドのリチャードさんは、タウポ育ちの元消防士。写真撮影のスポットを含め、タウポとその周辺を熟知しており、詳しいガイディングに定評がある。ツアーはリクエストによってアレンジもしてもらえるので、予約時に相談してみよう。