サーファーもワイン愛好家も必見のギズボーンで楽しむ自然と歴史の旅

北島の東岸、半島のように突き出た一帯はイーストランド地方Eastlandと呼ばれ、入り組んだ海岸線沿いにのどかな風景がどこまでも続くエリアだ。このイーストランド地方で最大の都市がギズボーン。都市としては国内で最も東端に位置しており、「世界最初の日の出」が見られる町でもある（ただしさらに日付変更線に近い太平洋の島国はある）。豊かな日照に恵まれ、良質なワインの産地としても有名だ。また、いい波が立つためサーファーたちにも人気が高い。

1769年10月、イギリス人航海者ジェームス・クックが、初のヨーロッパ人としてギズボーンに上陸した。しかし一行とマオリの人々との交流はうまくいかず、クックは期待した水や食料の補給ができなかった。そのときに付けられたポヴァティ・ベイPoverty Bay（不毛な湾）という名前が現在も残っている。

グラッドストーン・ロードGladstone Rd. がにぎやかなメインストリートであり、この通りと交差するピール・ストリートPeelSt. 周辺にレストランやショップが集中する。グラッドストーン・ロード沿いの町の北西部にはモーテルが多く、ポヴァティ湾Poverty Bayに臨むワイカナエ・ビーチWaikanae Beach沿いにもホリデーパークとモーテルが点在する。
また、町なかにはジェームス・クックに由来するモニュメントなど、歴史にまつわるスポットが点在している。観光案内所アイサイトで配布している「A Historic Walk」を手に、散策してみるのもおもしろい。

ギズボーンから海岸線を北上したヒックス・ベイHicksBayまで、シャトルバスが運行している。出発は観光案内所アイサイト前から。要予約。