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ラヴェッロ・ヴィッラ・チンブローネの絶景はやっぱりス・テ・キ!
2017.10.23
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アマルフィからのバスは緑の山道を上ること約30分。標高350mの切り立った断崖の上に広がる小さな集落、ラヴェッロに到着だ。季節の花々が咲き乱れるヴィッラの庭園の先には、アマルフィ海岸の息をのむような絶景が広がり、誰をもロマンティックな気分に誘う。波の音さえ届かないこの静かな町で、ワーグナーは歌劇「パルシファル」の“クリングゾルの魔法の花園”を作曲した。毎年7月にはヴィッラ・ルーフォロの海の見える庭園でワーグナー音楽祭が開催される。眺めを楽しみながらたっぷり半日は観光したい町。
20世紀、イギリス人により建てられた広大な庭園と邸宅(現在は5つ星ホテル)で、見学は庭園と入口近くの回廊のみ。アジサイやラベンダー、バラなど、よく手入れされた季節の草花が茂る広い庭園の各所には彫像が置かれ、その先端には見晴らし台のテラスが続く。
彫像で飾られたテラスからは、アマルフィ海岸とサレルノ湾を見下ろす絶景が広がる。切符売り場で配布している地図を手に、豊かな自然とロマンティックな眺望を楽しもう。
ドゥオーモ脇から、夏には夾竹桃が咲くワーグナー通りViale Wagnerを上がり、高級ホテルが連なるSan Giov. del Toro通りを歩くのもいい。ホテルのガラス越しに海がのぞいている。この先に音楽ホールAuditoriumや展望台Belvedereが続いている。興味に応じて珊瑚博物館Museo del Collaroへ。