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3年ぶりの改訂!『地球の歩き方 台湾』と一緒に、久しぶりの台湾へ出かけよう
2023.5.25
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台北市内からMRTでおよそ40分の場所にある淡水は台北から日帰り旅行におすすめの町だ。
淡水はかつての名前を扈尾(ホオベエ)といい、台北を流れる淡水河の河口に開けた港町で“台湾のベニス”とも称される。17世紀にスペイン、オランダが上陸し、19世紀にはイギリス領事館がおかれるなど、古くから西洋の影響を受けてきた。そのためか町全体に異国情緒がただよう。
MRT淡水駅を出ると淡水河沿いに老街が広がる。港町ならではの海鮮料理の屋台や巨大ソフトクリームの屋台などが並び、のどかな散歩道が続いている。老街を抜けて少し歩いた山の手には、紅毛城などの古跡が点在している。淡水名物の美しい夕日を見るなら川沿いのカフェのテラス席に陣取るか、中心部から4kmほど離れた漁人碼頭へ向かうのがおすすめ。
淡水河沿いの環河道路と中正路に延びる老街。名物のロングソフトクリームやイカ焼きなどの食べ物の屋台が並び、連日縁日のようなにぎわいを見せる。途中の船乗り場からは対岸の八里への渡し舟が運行。クルーズ代わりに乗っても楽しい。
淡水老街そばの船乗り場から渡し船で渡ると、八里の老街が広がっている。海鮮のフライや揚げドーナツの店、淡水名物のムール貝料理の店が並び、終日にぎわいを見せる。周辺はサイクリングコースが整備されていて、レンタサイクルも借りられる。夕暮れ時は対岸の淡水の明かりがキラキラと輝き、ロマンティックな雰囲気になる。
淡水河の河口に位置する観光漁港。小さな漁港と公園、河口に突き出た長い桟橋(情人橋)があり、カップルや家族連れでにぎわう夕日見物の名所になっている。桟橋の地階にはカフェやみやげ物屋が並んでいる。桟橋の先から出航
し、漁人碼頭と淡水老街そばの淡水渡船碼頭を結ぶミニクルーズも人気。