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テラワーダ仏教を取り入れ、中国元朝から陶芸を移入してスワンカローク焼を生み出し、クメール文字を改良したタイ文字を考案して石碑に刻ませるなど、数々の偉業を行ったとされる第3代王ラームカムヘーン(在位1279〜1300年)の時代が「水に魚あり、田には米あり……」とうたわれたスコータイ王朝の絶頂期。
王朝は「幸福の夜明け」という意味の名前にふさわしく繁栄したが、徐々に衰退して1378年にアユタヤーの属国となり、約140年間という短いながらも輝かしい歴史の幕を閉じた。
ここスコータイには、スコータイ王朝以前のクメールの影響を受けた遺跡も含め、スコータイ王朝時代に築かれた数々の寺院の遺跡が広大な草原や丘陵地帯に点在している。
スコータイの市街はヨム川沿いにある。町の中心はチャロットウィティトン通りCharodwithitong Rd.とシンワット通りSinghawat Rd.が交差するロータリー。この周辺には毎晩たくさんの屋台が出るが、特に水・木曜の18:00〜22:00がにぎやか。銀行やショップなどもこのあたりに集まっている。川を挟んで向かいのプラウェットナコーン通りPravethnakorn Rd.周辺にはゲストハウスやツーリスト向けのレストランが多い。ちょっとした移動にはトゥクトゥク、モーターサイ(50B〜)が便利。
うっそうとしたジャングルの中に数百年間にわたって放置されていた遺跡群を、タイ芸術局とユネスコが協力して修復した広大なスコータイ歴史公園。世界遺産に登録されている。
スコータイで最も重要な王室寺院。増築、修復を繰り返したため、構成は複雑。西と南北を堀で囲まれた約200m四方の境内には、209基の塔や10の礼拝堂、8つのモンドップと呼ばれるお堂、4つの池などが点在する。