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バドゥン半島の入口に当たる穏やかなビーチと、荘厳な夕日が見られる場所として人気を集めるジンバラン。1990年代初頭までは、静かな漁村で宿泊施設もほとんどなかったが、いつの間にかリゾートエリアへと変貌。騒々しいクタやホテルが過密気味のヌサドゥアに比べて、のんびりとリゾート気分が満喫できる。海岸線沿いには美しいビーチが続き、魚市場のパサール・イカンでは、ローカルの活気を体感できる。朝夕の涼しい時間帯に散歩を楽しむ欧米人の姿も多い。
ジンバランというと「超高級リゾート」のイメージが強いが、その落ち着いた雰囲気は、若い旅行者も引きつけており、手頃な料金で快適に過ごせるホテルも増えてきている。また、ビーチ沿いで営業している「海の家」風のシーフードレストランは、バリの定番スポットとして人気が高い。
ビーチ周辺やこぢんまりとしたジンバランの町には、まだまだ田舎の風情が残っている。道ですれ違う子供たちは好奇心旺盛な目で旅行者を見つめてくるし、ショップやレストランの店員たちからも、商売っ気よりバリ人特有のホスピタリティを感じるだろう。
グラライ国際空港の南側にあるジンバラン。サヌールとヌサドゥアを結ぶ幹線道路ジャラン・バイパス・グラライJl. By Pass Ngurah Raiが南北に走っているが、町の目抜き通りはジャラン・ラヤ・ウルワツJl. Raya Uluwatu。ジンバラン市場を中心に、ローカルなレストランや、両替所・ショップなどがポツポツと並んでいる。ジンバラン市場は毎日未明から開き、お昼頃まで魚や野菜などの食料品や生活雑貨を求める人でにぎわっている。バリ人の生活ぶりをうかがうには絶好の場所だ。
その1本西には、海岸沿いにジャラン・パンタイ・ジンバランJl. Pantai Jimbaranが通っている。ロケーションのいいレストランが、やはりこちらもポツポツとある。通りの北端にあるのはクドガナン魚市場Pasar Ikan Kedonganan。広い敷地内には数十軒の売り場があり、地元や近郊から多くの人が買い出しに来ている。市場での魚の価格は、レストランの半額以下。キッチン付きのヴィラに滞在しているのなら、好きな魚を選んで持ち帰り、自分で料理してみるといいだろう。早朝に訪れれば、魚市場の桟橋周辺で、漁から戻った船が水揚げをしているなど、漁村の鮮やかな光景があふれている。
空港からエアポートタクシーで15〜30分(定額運賃はRp.18万〜25万)。ジンバランエリアから空港へ行く場合は、メータータクシー利用でRp.8万〜。
パレタス・ウエイはバリ島のフルーツを贅沢に使ったアイスバーの専門店。濃厚なアボカド・チョコ(Rp.4万)やワイルドベリー(Rp.3万5000)が人気。