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リゾートを求めてバリにやってくる人にとって、ヌサドゥアは究極の地といっていい。1971年、インドネシア政府はバリの観光化を促進するため、ある計画を打ち出した。バリの人々に観光による悪影響を及ぼさず、しかも東洋一のリゾートを造る。それが基本コンセプトだった。空港からのアクセスのよさ、白砂のビーチ、珊瑚礁によって造られたラグーン……。当時静かな漁村だったヌサドゥア(ブアル地区)が、政府の計画を実行するには最も適した場所であった。そして、次々と世界的なホテルチェーンが進出し、現在のヌサドゥアが誕生した。
政府の計画どおり、ヌサドゥアはバリの中に造られたリゾートタウンだ。エリア内には快適なホテルが建ち、プライベートビーチで思う存分に完璧なバカンスが楽しめ、夜になると「バリらしさ」を演出するための芸能イベントが催される。バリの人々に影響を与えないよう、エリアは完全に仕切られ、人々の生活臭はほとんど感じられない。落ち着いたロケーションで、優雅に休日を過ごすのには最適のエリアだろう。その北部に延びるブノア地区はマリンアクティビティで有名だ。
空港からエアポートタクシーで20〜40分(定額運賃はRp.23万〜30万)。ヌサドゥア&ブノアから空港へはメータータクシーでRp.10万〜16万ほど。
ヌサドゥアは主要な通りにチャンディ・ブンタル(バリ寺院の割れ門)を模したゲートが造られたバリ最大のリゾートエリア。白砂のビーチに面して高級ホテルが建ち並んでいる。だから、ヌサドゥアにはこれといった「歩き方」は存在しない。ただ、ちょっと隣のホテルへとか、ちょっと周辺のショップまでといったときに歩くか、それともタクシーを使うかの選択が必要になるだけだ。
ヌサドゥアの北側に延びる岬の町ブノアは、マリンスポーツのスポットとして有名。マリンスポーツ・ショップが軒を並べ、各種アクティビティを満喫できる。ヌサドゥアとは少し趣が異なり、高級リゾートの合間に格安〜中級ホテルや手頃なレストランも点在して、のんびりした雰囲気だ。
ブノア岬の先端にあるのは、かつて港町として栄えた村ののどかな光景。バリ寺院、モスク、仏教寺院などが並び、どことなく不思議な情緒を感じる無国籍地帯だ。バリの生活を垣間見るために、足を運んでみるのもいいだろう。
ブノアはマリンアクティビティの中心地として、バリで最もにぎわっているエリア。海は珊瑚礁に囲まれたラグーンのようになっているので、遠浅で波も穏やかだ。ヌサドゥアはもちろん、クタ&レギャンなどからもパラセイリングやジェットスキーを楽しみに観光客がやってくる。ビーチ沿いには、いくつもマリンアクティビティ・ショップがあるので、何軒かあたってみてスタッフの雰囲気、値段など納得のいくショップで申し込もう。
マリンアクティビティを扱うショップはビーチ沿いにたくさんあるが、おすすめしたいのは下記のショップだ。